2025年版 高性能&コスパに優れた中国車 10選 かつてないほどの進化、欧米車にも負けず劣らず

公開 : 2025.03.01 18:25

4. BYDドルフィン

デザイン:6点 インテリア:6点 パフォーマンス:7点 乗り心地とハンドリング:7点 コスト:8点
長所:大人でも快適に過ごせる十分な広さのインテリア この価格帯では素晴らしい航続距離 ソフトなサスペンションで運転しやすい
短所:インフォテインメントの構成が不適切 ステアリングの反応が鈍く、あまり楽しくない 前輪が簡単にトラクションを失う
一言で表すなら:最高の電動Bセグメント・ハッチバック

サイズ的には、BYDドルフィンはオペルコルサ・エレクトリック(Bセグ)とフォルクスワーゲンID.3(Cセグ)の中間に位置するが、両車よりも手頃な価格である。

4. BYDドルフィン
4. BYDドルフィン

「多少の欠点があっても構わないのであれば、この価格帯のコンパクトEVとしては、かなり長距離を走ることができる」
――サム・フィリップス、常勤ライター

入門モデルの「アクティブ」は最高出力95psだが、小さなバッテリーで340km(公称値)を走ることができる。

「ブースト」モデルは176psにパワーアップし、「コンフォート」と「デザイン」は204psの電気モーターと60.4kWhのバッテリーを搭載し、公式の航続距離は最大425kmとなる。

言い換えれば、ほぼ全ての人のニーズに合うモデルがあるということだ。

ドルフィンは、クロスオーバー車のアット3と多くの機械部品を共有しており、予想通り、この2台は運転感覚がよく似ている。快適だが、度肝を抜くような走りをするわけではない。

5. MGサイバースター

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:8点 乗り心地とハンドリング:6点 コスト:6点
長所:スーパーカーのような外観 素晴らしい航続距離 パワフル
短所:ドライビングポジションが高め インフォテインメントとADASに不満あり ボディコントロールが不十分で、車体が揺れたりピッチングしたりする
最大の特徴:スーパーカーの体験ができる

MGにとって非常に重要なクルマであり、新時代の幕開けを告げる最初のクルマだ。同社の100周年記念に合わせて発売され、そのデザイン作業のほとんどはブランド発祥の地である英国で行われた。

5. MGサイバースター
5. MGサイバースター

「同クラスの優れたスポーツカーのようなドライビング・ダイナミクスには欠けるものの、間違いなく目を引くクルマである」
――マット・ソーンダース、ロードテスト編集者

サイバースターは現代版のMG Bと言えるだろうか? 答えは「NO」だ。しかし、単なるスポーツカーではなく、従来のスーパーカーのデザインを模倣し、十分なインパクトがある。

標準モデルのトロフィーには、最高出力340ps、最大トルク48kg-mのリアマウント式電気モーターが搭載されている。さらに5000ポンド(約95万円)ほど高額なGTモデルには、フロントに2基目のモーターが搭載され、最高出力510ps、最大トルク74kg-m、四輪駆動を実現している。

AUTOCAR英国編集部は、より軽量で運転が機敏に感じられる後輪駆動モデルのほうを選ぶだろう。GTは直線では速いが、真のスポーツカーとしてはやや重すぎるように感じる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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