【ボルボ史上最少の電動SUV】リア駆動なのに雪上試乗!思わず欲しくなるEX30の「らしさ」とは

公開 : 2025.03.03 11:25

ボルボEX30の雪上試乗会が妙高高原で開催され、EX30初試乗となる高桑秀典と編集部ヒライが参加しました。EX30はリア駆動ですが、果たして雪道でも大丈夫なのでしょうか? そしてふたりとも思わず欲しくなった理由とは?

ボルボ史上最小のフルエレクトリックSUVを降雪地帯でドライブ

時代の流れで、51年前に生産されたキャブレター車をファーストカーにしている筆者もこのところお仕事で電気自動車にばかり乗っている。

その中のひとつがボルボEX30の雪上試乗会で、AUTOCAR JAPANの平井編集長とアウトドアライフに長けている山田カメラマンと新幹線に乗り、降雪地帯として知られる新潟県の妙高高原まで行ってきた。

今回の試乗車ボルボEX30。スウェーデン生まれのEVはウインタードライブがよく似合う。
今回の試乗車ボルボEX30。スウェーデン生まれのEVはウインタードライブがよく似合う。    山田真人

今回の雪上試乗会は、文字通り雪道や寒冷コンディションでのEX30の走りを体感するというものだったが、事前に我々が一番気になっていたのは、試乗車のEX30はリア駆動であるという点だ。

新幹線の車窓から見える景色がどんどん真っ白になっていくことにワクワクしつつ、雪道で後輪がズルッと滑ったら対処できないかも……と内心ドキドキしながら上越妙高駅に降り立った。

EX30に乗るのは初めてだったので、駅前の発着拠点で動かす際の作法を教えてもらったが、運転者が乗り込むと起動するEX30には、スタート/ストップボタンもサイドブレーキ解除スイッチも存在していなかった!

普段1974年式のクラシックカーに乗っている筆者は出発する前から電気自動車の先進ぶりに感動していたが、マッチ箱サイズの真っ黒なキーにはボタンの類いが一切なく、これを持ってEX30から離れるとドアロックが施錠され、近づくと開錠される仕組みになっていることにも感心してしまった。

クルマとしての完成度が高いので運転しながら終始ニンマリ

発着拠点を出発し、雪道に出てからも感動、感心の連続となったが、まずビックリしたのがEX30のクルマとしての完成度の高さからくる乗り心地のよさと安堵感だ。

「乗っていて思ったのは、クルマから伝わってくる安心感。フロア剛性が高いのか、しっかり感があって、でも硬いだけではなく、どこか柔らかい部分もある。19インチのタイヤも、そうとは思えない乗り心地があります。そういった安心感は、雪道を走るうえで心強かったです」

EVならではの高度な制御で、雪道でも安定した走行を実現していることを体感。
EVならではの高度な制御で、雪道でも安定した走行を実現していることを体感。    山田真人

試乗を終えた平井編集長はそのように話していたが、たしかに245/45R19サイズのミシュラン製スタッドレスタイヤ Xアイス・スノーとEX30のマッチングがよく、少しぐらいの上り坂であれば後輪が空転することなくグイグイ駆け上がることができた。

筆者はドライバーを支援するシステムを持たない我がFR車で過去に怖い思いをたくさんし、先日も雪予報の日に雨で濡れたサーキットにてコースアウトしたので、当初、最高出力272psのEX30を上信越自動車道にてそろりそろりと走らせた。

一般道に降りて雪深いスキー場や温泉街に向かったが、少しだけウインタードライブに慣れてきたので、よりアクセルを踏んでみたら、EVならではの高度な制御で、雪道でも安定した走行を実現していることを体感できた。

楽しく走れるEX30は趣味車にもなるので、いまのところ電気自動車には興味がないという旧車好きにもオススメできる電気自動車だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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