【行くのが大変なら呼んでしまおう】マセラティ・クラシケ日本展開に逆転の発想あり!木村代表に訊くクラシックへの想い

公開 : 2025.04.13 17:05

その個体のヒストリーがわかる

実はもうひとつクラシケに関わるプログラムがある。それはアーカイブ資料複製サービスだ。これまでも英語ができればマセラティ本社にホームページ上で申請が可能だったが、今回からマセラティ ジャパンのサイトから日本語での申請ができるようになる。

こちらも受付期間は6月1日から30日で、生産証明書や注文書類、車両テスト書類をはじめラインオフ確認書類や工場出荷書類等が含まれる。簡単にいうと誕生証明書と、メーカーでわかる範囲のヒストリー書類といえばいいだろう。

オートモビルカウンシル2025のマセラティ・ブース。手前は現行モデルのグランカブリオ。
オートモビルカウンシル2025のマセラティ・ブース。手前は現行モデルのグランカブリオ。    中島仁菜

今回発表の場には、最新のグランカブリオとギブリスパイダーが置かれていた。ギブリのファーストオーナーは俳優のジャン=ポール・ベルモンドであり、こういったヒストリーをメーカーが教えてくれる、それだけでも十分に価値のある取り組みといえる。

非常にハードルが高いと思うが、今後はぜひ、本国でも取り組んでいるリプロパーツやレストア事業にも関わってほしいと感じた。木村氏は現在ギブリIIをお持ちで、クラシック・マセラティ・ライフを楽しんでいるご様子。現行モデルはもちろん、クラシケにもどんどん力を入れていくことに期待したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    中島仁菜

    Nina Nakajima

    幅広いジャンルを手がける広告制作会社のカメラマンとして広告やメディアの世界で経験を積み、その後フリーランスとして独立。被写体やジャンルを限定することなく活動し、特にアパレルや自動車関係に対しては、常に自分らしい目線、テイストを心がけて撮影に臨む。近年は企業ウェブサイトの撮影ディレクションにも携わるなど、新しい世界へも挑戦中。そんな、クリエイティブな活動に奔走しながらにして、毎晩の晩酌と、YouTubeでのラッコ鑑賞は活力を維持するために欠かせない。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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