【旧車乗りが最新電動ロータスに試乗】自然と運転に集中!エメヤはロータスのスポーツカーDNAをしっかり継承

公開 : 2025.05.01 11:45

次世代ユーザー向け電動ロータス

AUTOCAR JAPANでエレトレエメヤを撮影するとのことで、平井編集長が筆者にも試乗の機会を与えてくれた。

都内の地下駐車場で2台の次世代ユーザー向け電動ロータスが我々を待っていたが、レポートを書く山崎元裕さんが先にエメヤに乗ることになったので、こちらはエレトレで発進。

エキゾチックさ、ラグジュアリーさ、走らせたときのドラマチックさの共存が魅力のエレトレ。
エキゾチックさ、ラグジュアリーさ、走らせたときのドラマチックさの共存が魅力のエレトレ。    内藤敬仁

スロープを上がり、地上に出て、首都高で撮影場所に向かうまでの行程ではボディの大きさは気にならず、逆に大きな客船にでも乗っているかのような快適性に感心してしまった。

もちろん、ひとたびアクセルを踏み込めばワープしたかのような加速を披露してくれたので、エレトレは、見た目のエキゾチックさ、内装のラグジュアリーさ、スポーティに走らせたときのドラマチックさの共存が魅力ということになるだろう。

続いてエメヤに試乗したが、山崎さんが次のお仕事に行くとのことで、撮影場所からとある駅まで20分ほどかけて送る際に乗ってみた。

山崎さんは後席に座ったので、エメヤ・タクシーの賃走になったが、車高が低いこともあってロータスをドライブしている感がエレトレよりも強く、時おり大先生を乗せていることを忘れ、無口になって運転に集中してしまった。

エメヤはハイパーGTだが、ロータスのスポーツカーDNAをしっかり継承しており、この乗り味で2シータースポーツカーを造ったら間違いなく楽しいことを確認できた。

とりあえず、リムジン化ではなく、2ドア化を期待しよう。

ロータス・エメヤ&エレトレのスペック

ロータス・エメヤR
価格:2268万2000円
全長×全幅×全高:5139×2005×1467mm
車両重量:2620kg
最高速度:256km/h
0-100km/h加速:2.78秒
航続距離:435-485km
最高出力:905hp(675kW)

ロータス・エレトレR
価格:2324万3000円
全長×全幅×全高:5103×2019×1636mm
車両重量:2640kg
最高速度:265km/h
0-100km/h加速:2.95秒
航続距離:410-450m
最高出力:905hp(675kW)

今回取材したロータス・エメヤR(右)とエレトレR(左)。
今回取材したロータス・エメヤR(右)とエレトレR(左)。    内藤敬仁

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 撮影

    内藤敬仁

    Takahito Naito

    1986年よりフリーランスカメラマンとして主に車関係の雑誌、広告の撮影に携わる。趣味は洗車。好きな音楽は1970年代のブリティッシュロック。たまにロードバイクでサイクリンロードを走って風圧と老化に抵抗したりする。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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