独自のワイガヤ文化活用にホンダらしさ!AI研究論文を国際会議が採択【概要、本質、期待!自動車ニュースを読む】

公開 : 2025.05.27 11:05

【期待】ホンダは将来に向けて『Gen-AIエキスパート制度』を開始

ホンダは、ビジネス環境における生成AIの急速な普及に対応するため、AI活用のエキスパートを認定する社内制度『Gen-AIエキスパート制度』を開始。その始まりは2400人を超える社内ITコミュニティ『Borders』を創出したひとりの社員の提案であった。

Gen-AIエキスパート制度は、これまで社内に点在していた生成AIエンジニアを3段階のレベルで認定、専任もしくは現在の業務と兼任して会社指定の生成AIプロジェクトに従事する。

ホンダの先進AI戦略企画課。中央が佐野チーフエンジニア。
ホンダの先進AI戦略企画課。中央が佐野チーフエンジニア。    本田技研工業

提案したのは、現在、先進AI戦略企画課をリードする佐野雄樹チーフエンジニア。社内に点在するAIエンジニアが部署の垣根を超えて活躍する仕組みを作ったリーダーの存在や制度を設けた、会社の柔軟性に将来性も垣間見える。

佐野チーフエンジニアは、「認定された社員たちがさまざまな部署で成果を出し、適切な評価を受けられる環境を作ること。そして、エキスパートたちの能力をホンダ全体で最大限に活用できるマネジメント体制を構築していくことが目標」と述べる。

ホンダのAIへの取り組みが『マグニフィセント・セブン(GAFAM=『グーグル』、『アップル』、『メタ・プラットフォーム/旧フェイスブック』、『アマゾン』、『マイクロソフト』+『テスラ』&『エヌビディア』)』に比類する日本の自動車産業の原動力となりうるか? に注目したい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    橋爪一仁

    Kazuhito Hashizume

    ジャーナリスト。自動車業界を経て現在はアビームコンサルティング(エグゼクティブ・フェロー)。企画業務を中心に自動車のブランド・オリジナリティ時代におけるCASE、DX×CX、セールス&マーケティング、広報、渉外、認証、R&D、工場管理、生産技術、製造等の幅広い領域を研究、アドバイザー業務を中心に活動中。特に自動車を経済と技術の側面から分析するのが専門。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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