【第9回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:四半世紀を超えて愛される『楽ナビ』進化の軌跡

公開 : 2025.06.04 17:05

誕生時のコンセプトは今も揺るがず

そして新たな展開を見せるのが2005年です。上級のサイバーナビは2001年にメディアをDVDからHDDへと変更しましたが、楽ナビは遅れること4年でHDD化を果たします。地図データがより充実したことに加え、音楽CDのデータをHDDに録音できるミュージックサーバーなども備えていました。

次に大きく変わったのが2008年で、新バリエーションの『楽ナビLite』が新登場。データ容量が少ないフラッシュメモリーをメディアに使ったり、画面サイズが5.8インチと小さいなど低スペックではあるものの、そのぶん価格は9万円前後と低価格化。ファミリー層向けというよりはセカンドカー向けといったイメージです。

AVIC-HRZ09は2005年に登場。楽ナビ初のHDD搭載機となり、AV一体型ボディを採用する。リモコンはお出かけボタンや音声操作用ボタン、タッチパッドなど機能満載。
AVIC-HRZ09は2005年に登場。楽ナビ初のHDD搭載機となり、AV一体型ボディを採用する。リモコンはお出かけボタンや音声操作用ボタン、タッチパッドなど機能満載。    浜先秀彰

その後、メディアはフラッシュメモリーがメインになっていき、一段と高機能化が進んでいきます。当然ながら楽ナビは『使いやすさへの挑戦』も並行して続け、2012年には本体の前で手を振るだけでスケール切り替えや音量調整などの操作ができるジェスチャーコマンドを新搭載。走りながらでも手元を見ず安全に扱えるのが売りでした。

また、この頃はポータブルナビのニーズも多く、楽ナビの機能をコンパクトなワンボディに納めたポータブル型も数機種ラインナップされています。

今から10年ほど前の時点で、現在でも通用するほどの能力を備えていた楽ナビですが、ライバルに先んじて積極的に通信機能を取り入れたり、大画面モデルへのバリエーション拡大、ディスプレイの高画質化など、ユーザーのニーズにきめ細かく対応して随所に磨きをかけていきました。

もちろん時代の流れに合わせてスマホとの連携も強化していき、最新モデルについてはApple CarPlayやAndroid Autoの利用もできます。

このように楽ナビはデビュー当初からのコンセプトを曲げることなく進化を続けてきました。今後も多くのユーザーを満足させるコスパ抜群のモデルに期待できるでしょう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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