【大型免許取得後、初めてのトラック取材へ】黒木美珠がいすゞプラザとエルフミオで体感した商用車の世界

公開 : 2025.07.08 08:05

静かでスマートな、新世代エルフミオEV

続いて試乗したのは、同じくエルフミオのEV、軽量バンモデルです。EVはリース専用として展開。オンラインでの注文受付が始まっています。

車両サイズは、全長4840mm、全幅1745mm、全高2750mmと、標準キャブモデルよりやや大きくなりますが、それでも取り回しの良さは健在。最小回転半径は4.4mと小さく、非常に小回りが利きます。

本田翼さんの『だれでもトラック』のCMもかわいかったですね。
本田翼さんの『だれでもトラック』のCMもかわいかったですね。    黒木美珠

走り出した瞬間、その静けさにハッとしました。ディーゼルモデルも想像以上に滑らかで快適でしたが、EVはそれをさらに一段階上回る、無音に近い走行感。『トラックはうるさいもの』というイメージが、自分のなかに潜在的にあったのだと思います。だからこそ、この静けさはとても不思議で、新鮮な感覚でした。

加速においても、極端な立ち上がりや減速の『角』がなく、発進からブレーキに至るまでの動きがひとつの流れとしてとても滑らか。回生ブレーキの制御も自然で、運転中に違和感を覚える場面がありません。EV特有の強いトルク感を意識させることもなく、過不足ない出力がごく自然に立ち上がります。

充電の手間などを考えると長距離移動を必要としないルート配達や、地域密着型の業務において適していると感じました。EVトラックを自分の手で運転できる時代が来たことに、思い描いていた少し先の未来が現実になったようなワクワク感がありました。

商用車の世界には、普通車以上に『効率』と『配慮』が共存する、『思いやりの世界』が広がっているように感じます。そうした世界にこれからもっと深く関わっていきたい――そう思わせてくれる一日でした。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    黒木美珠

    Miju Kuroki

    1996年生まれ、静岡県出身。自動車系YouTuberとしての活動を経て、自動車ジャーナリスト(の卵)へと転身。自身の車中泊による日本一周の経験をきっかけに、クルマを通じたライフスタイルの可能性に魅了されるようになる。現在は、輸入車デビューを目指す連載をはじめ、車中泊視点での車両レビューや、YouTubeチャンネル『AUTO SOUL JAPAN』の運営など、多角的に活動中。クルマを単なる移動手段や機械としてではなく、その背景にある開発者の想いや、クルマを取り巻く文化、そして『移動すること』そのものの価値を伝えることをモットーとしている。

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