【3列7人乗りミドサイズSUV】三菱『デスティネーター』をインドネシアで世界初披露

公開 : 2025.07.21 08:05

インドネシアで三菱のファミリー向けミドサイズSUVの新型モデル『デスティネーター』が発表されました。1.5Lマイベックターボ搭載の3列7人乗りSUVで、三菱らしい重厚な佇まいが特徴的です。

世界展開の新型ミドサイズSUVを初公開

三菱はインドネシアにおいて、新型ミドサイズSUV『デスティネーター』を世界初披露した。また、7月23日より開催のインドネシア国際オートショーで展示されるとともに販売を開始する。

『デスティネーター』は今後、インドネシアを皮切りに、ベトナムやフィリピンなどのアセアン地域、南アジア、中南米、中東、アフリカへ順次展開される予定である。

三菱デスティネーター
三菱デスティネーター    三菱

インドネシアの『ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア』で生産される『デスティネーター』は、『いきいきとした家族が自信を持って一歩を踏み出せるよう後押しするSUV』をコンセプトに、ファミリー層に向け開発された3列シート7人乗りのミドサイズSUVである。

三菱の加藤隆雄社長は新型『デスティネーター』について、先に公開されたクロスオーバーSUVの『エクスパンダー』やコンパクトSUV『エクスフォース』に続く、インドネシア発の世界戦略車の第3弾として、アセアン地域を中心にグローバルに展開すると述べ、また三菱におけるインドネシア事業の重要さを強調した。

存在感と重厚感ある、洗練されたデザイン

『デスティネーター』のデザインコンセプトは『グラビタス&ダイナミズム』をキーワードとした存在感と重厚感を特徴とする。大地をしっかりとつかむ安定感スタンスと3列目シートまでゆったりと座れる広々としたキャビンを融合したプロポーションを持つ。

フロントノーズは三菱車に共通する意匠『ダイナミックシールド』を採用し、フロントグリル、ランプ、バンパーを水平・垂直基調で構成、豊かな厚みを持たせた。

三菱デスティネーター
三菱デスティネーター    三菱

リアには往年のパジェロの背面式スペアタイヤをモチーフとした『ヘキサゴンガードホライズン』によりSUVらしさと実用性、存在感を強調する。

インテリアは7人乗車を念頭に乗る人すべてが心地よく過ごせる広々とした上質な空間とした。インストルメントパネルはドアトリムまで連続した形状で広さを表現し、高級感あるソフトマテリアルで包み込むことで上質さを演出している。

インストルメントパネルにはSDA(スマートフォンリンクディスプレイオーディオ)とドライバディスプレイを一体化させた大型パネルを採用。12.3インチのSDAにはパジェロの3連メーターをオマージュしたマルチメーター表示などの多彩なコンテンツによりドライブの楽しさを高めている。

乗る人全員で楽しめるオーディオシステムは、ヤマハと共同開発した『ダイナミック・サウンド・ヤマハ・プレミアム』を搭載。ヤマハのサウンドマイスターによる専用チューニングで『デスティネーター』に最適な室内音響特性を作りあげた。

天井部に設けられた電動パノラマルーフは広い開口部で明るく開放的な空間を実現、ガラスとシェードの操作はマップランプ部のスイッチの他、ディスプレイオーディオの画面上からも5%刻みで操作が可能となっている。

また、夜間のドライブを上質に演出するアンビエントライトをインストルメントパネルやドアトリムに配置し、気分に合わせて64色から選択でき、好みのライティングを楽しむことができる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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