【インフォテインメント・システムを刷新】ボルボV60シリーズを一部改良

公開 : 2025.08.02 08:05

ボルボのミドルクラス・ステーションワゴン、V60とV60クロスカントリーがマイナーチェンジを実施しました。今回の改良ではセンターディスプレイのインターフェイスを最新のものに刷新、処理速度なども向上しました。

V60シリーズのインフォテインメント・システムを刷新

ボルボ・カー・ジャパンは、Dセグメントのステーションワゴン『V60』と、クロスオーバーモデル『V60クロスカントリー』の仕様と価格を一部変更して発売した。

『V60』シリーズは、ボルボを象徴するエステートモデルとして、2024年には日本国内で2200台を販売するなど、XC40XC60に次ぐ人気を誇っている。日常の使いやすさと洗練されたデザインで、都市部からロングドライブまで幅広いシーンで活躍するモデルだ。

改良新型ボルボV60クロスカントリー・ウルトラB5 AWD。
改良新型ボルボV60クロスカントリー・ウルトラB5 AWD。    ボルボ

今回の改良では、センターディスプレイのグラフィックを、EX30XC90などの最新ボルボ車で採用されている新しいインターフェイスに刷新した。これにより、必要な機能やよく使う機能に直感的かつ素早くアクセスできるようになり、より快適な次世代のユーザー・エクスペリエンスが提供される。

米クアルコム社製の次世代車載コンピューター『スナップドラゴン・コクピット・プラットフォーム(Snapdragon Cockpit Platform)』を搭載し、グーグルを導入したインフォテインメント・システムは従来と比べて処理速度は2倍以上、グラフィックの生成速度は10倍以上に向上し、より快適でスムーズな操作を実現した。

加えて、ドライバーディスプレイ(DIM)のグラフィックも刷新され、速度や航続距離などの重要な情報がこれまで以上に見やすい表示となった。

安全機能の強化と新ボディカラーを追加

安全面では、高速道路などの走行時に車間距離の維持や車線保持などステアリング操作を支援する『パイロットアシスト』に『エマージェンシー・ストップ・アシスト』機能が追加された。

この機能は、ドライバーが両手でステアリングホイールを握るように求められても反応しない場合に、自動的にクルマを安全に停車させる機能である。

改良新型ボルボV60ウルトラT6 AWD プラグインハイブリッド。
改良新型ボルボV60ウルトラT6 AWD プラグインハイブリッド。    ボルボ

また、ボディカラーには『オーロラシルバー』と『フォレストレイク』の2色が新たに加わった。

改良新型『ボルボV60』の価格は659万円(V60プラスB4)から919万円(V60ウルトラT6 AWD プラグインハイブリッド)、『ボルボV60クロスカントリー・ウルトラB5 AWD』は、804万円となる。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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