錆びやすい過剰設計ボディ ホーク・エステートとスーパースナイプ(1) 戦前が香るハンバー

公開 : 2025.08.31 17:45

160km/hの最高速度を叶えたシリーズV

6気筒ユニットはアームストロング・シドレー社による設計で、燃焼室は半球形。排気量は2.6Lで始まったが、1959年にはシリーズ2へ更新され、3.0Lへ拡大している。

1960年にはスーパースナイプ・シリーズ3へ進化。ヘッドライトが強力になり、フロントグリルとフェンダーのラインを変更。1964年にはシリーズVへ改められ、ルーフ形状がスクエアになり、給排気系の改良で最高速度は160km/hに届いている。

ハンバー・スーパースナイプ・シリーズV(1958〜1967年/英国仕様)
ハンバー・スーパースナイプ・シリーズV(1958〜1967年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

またシリーズVでは、パワーステアリングが標準に。発電機は、直流のダイナモから交流のオルタネーターへ置換された。並行してホークも改良は続けられ、フロントにディスクブレーキを獲得。ヒーターも標準になった。

ただし、ステーションワゴンのルーフラインに限っては、当初から変更はなかった。具体的な数は曖昧なものの注文は多くなく、金型の用意が難しかったのだろう。

この続きは、ホーク・エステートとスーパースナイプ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーティン・バックリー

    Martin Buckley

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ホーク・エステートとスーパースナイプの前後関係

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