キャデラックがラグジュアリーEVクロスオーバーのコンセプト『エレべーテッド・ベロシティ』を発表
公開 : 2025.08.23 08:05
先日開催されたモントレーカーウィーク2025の会場で、キャデラックのBEVクロスオーバーのコンセプト『エレべーテッド・ベロシティ』が発表されました。パフォーマンス電動SUVのラインナップ充実を図るキャデラックの近い未来が体現されたコンセプトカーです。
Vシリーズの未来を示すコンセプトを発表
ゼネラルモーターズは米国の現地時間で8月14日、モントレーカーウィーク2025の『ザ・クエイル』において完全電動のクロスオーバー・コンセプトモデル『エレべーテッド・ベロシティ(Elevated Velocity)』を発表した。
『エレべーテッド・ベロシティ』は、キャデラックのハイパフォーマンス・ライン『Vシリーズ』の最新モデルとして先に発表された電動SUVの『リリックV』と『オプティックV』の本質を体現し、未来における進化の方向性を示唆するコンセプトである。

このコンセプトカーは、2024年に発表されたコンセプトカー『オピュレント・ベロシティ』で導入されたデザインを発展させつつ、あらゆる環境下を走破する究極のパフォーマンスや最先端技術と、キャデラックならではのラグジュアリーな世界観を融合させたものであり、2+2シートレイアウトのスポーティでラグジュアリーなEVクロスオーバー・ハイパーカーとして、『より高められたラグジュアリー体験による上昇・高揚感(Elevated)』と『過酷な砂漠地帯での果敢なオフロード走行を実現する疾走感(Velocity)』という2つの価値を同時に提供するという。
先端テクノロジーで未来のドライブ体験を表現
『エレべーテッド・ベロシティ』は、テクノロジーとデザインが巧みに融合した、3つのユーザーエクスペリエンスモードを備えている。
ドライバーを迎え入れる『ウェルカムモード』では、車両に近づくとフロア、シート、インストルメントパネル、ドア、ステアリングホイールが柔らかなホワイトに点灯し、迫力あるガルウィングドアがドラマチックに大きく空へ開き、乗員を招き入れる。ステアリングホイールには砂漠の砂が舞い上がるイメージのウェルカムアニメーションが映し出され、ダッシュボードのエンドキャップにはキャデラックとVシリーズのロゴが光を放つ。

自律走行の『エレべーテッドモード』では、車内はリカバリースペースへと姿を変える。このモードではペダルとステアリングホイールは格納され、車内外の気温やドライバーの体温を表示、パフォーマンスの最適化を支援する。インテリアのアンビエントライトはレッドに変わり、シートバックライトの赤外線や呼吸・動作に合わせて点灯する照明、アニメーションによりリカバリーの効果を増幅させ、乗員のベストパフォーマンスを引き出す。
コックピットが主役となる『ベロシティモード』を起動すれば、インテリアのアンビエントライトはクールなホワイト基調となり、ドライバーが運転に集中できるよう光量が抑えられる。さらに展開可能なステアリングホイールには、速度、時刻、バッテリー残量、温度を表示し、カウルディスプレイには拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR HUD)ナビゲーションが投影される。




























































