【キーワードは上質さ】新型日産ルークスはパイクカー!デザイナーに訊く、軽自動車の中で埋もれないための手法

公開 : 2025.08.25 11:25

ルークスのカラーはテーブルウエア

ではこのカラーブレークラインを使った塗分けについて、アドバンスドデザイン部の三宅広華さんに聞いてみよう。

まずは日産の2トーンについて、「白、黒以外の有彩色が入ったルーフにするという特徴がありますので、そこは受け継ぎつつ、新しい世代のルークスでどういう表現ができるかを考えました」と話す。

軽を超える上質さが備われば選んでもらえると、価格以上のものを目指した。
軽を超える上質さが備われば選んでもらえると、価格以上のものを目指した。    日産自動車

「ソフトコントラスト2色の組み合わせを優しく柔らかい色にすることで、性別問わず受け入れられやすいラインナップにしました。また、奇抜なのものは目指さず、日常に馴染み溶け込むことを第一に考えたことも、2色のコントラストを柔らかくした理由です。ラインナップ全体を通して一部濃い色もありますが、全体を並べてみるとルークスの明るく楽しい生活が感じられると思います」

入江さんが続ける。

「食卓で例えると、こういったカラーは食材を彩るテーブルウェアに過ぎません。あくまでもメインは食材でそれを彩るための役割ですから、カラーが引き立ちすぎると食材が沈んでしまう。あくまでもお客様、乗る方がメインと考え、お客様がより美しく、より彩り豊かに見えるサポートをこの色味で行っているんです」

そんな意図もあり、ボディカラーの多くは『フローズンバニラ』、『ソルベブルー』、『カンジュクカシス』といった、馴染みやすい食べ物から名付けられている。ちなみに三宅さんのお勧めは、「プレミアム2トーンのホワイトパールに、フローズンバニラパールです」。

これまでの軽自動車にはない魅力的なデザインをまとった、新型日産ルークス。様々な彩を街に与えてくれるに違いない。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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