【全員の力で勝ち取った!】チーム三菱ラリーアート、『トライトン』でアジアクロスカントリーラリー2025総合&チーム優勝

公開 : 2025.09.05 11:25

9月2日、チーム三菱ラリーアートのアジアクロスカントリーラリー2025優勝報告会がメディアに向けて開催されました。トライトンで参戦し、見事総合&チーム優勝を果たしています。篠原政明が総監督らの声をご紹介します。

三菱が技術支援するチーム三菱ラリーアート

9月2日、東京都港区の三菱自動車工業(以下、三菱)本社ショールームで、『チーム三菱ラリーアート』のアジアクロスカントリーラリー(以下、AXCR)2025優勝報告会がメディアに向けて開催された。

三菱が技術支援するチーム三菱ラリーアートは、8月8〜16日にタイで開催されたAXCR2025にピックアップトラック『トライトン』のT1仕様(改造クロスカントリー車両)で参戦し、総走行距離2316.32km、うち競技区間1002.95kmを走破。チャヤポン・ヨーター選手が16時間15分2秒で3年ぶりの総合優勝、田口勝彦選手が総合5位、小出一登選手が総合22位となった。

アジアクロスカントリーラリー2025で三菱トライトンT1仕様が総合&チーム優勝。
アジアクロスカントリーラリー2025で三菱トライトンT1仕様が総合&チーム優勝。    三菱自動車工業

また、チームとして3台以上が完走し、上位2台の合計タイムの早い順で競われるチーム賞も2年ぶり2度目の獲得となった。

今回、ヨーター選手とコドライバーのピーラポン・ソムバットウォン選手が来日し、増岡浩チーム三菱ラリーアート総監督とともに優勝報告会に出席した。

マシンはもちろん、チームワークの強さが勝因

まずは増岡総監督の報告から。

「30回記念となった今年のAXCR、チーム三菱ラリーアートとしては4回目の参戦となります。カンボジアとの国境問題などもあり、コースは約3000kmから2300kmに短縮されましたたが、例年より路面がタフでした。昨年は惜しくも優勝を逃したので、今年は王者奪還を目指し、準備を進め、選手たちもそれに応えてくれました。

「チーム三菱ラリーアートにはチームワークの強さがあります」と増岡総監督。
「チーム三菱ラリーアートにはチームワークの強さがあります」と増岡総監督。    三菱自動車工業

ですが、ラリーは初日に小出選手が前車と衝突したり、3日目に田口選手にサスペンショントラブルが発生するなど、波乱含みでした。もっとも、他のチームでもタイヤの脱輪やシャシーの破損など、トラブルに見舞われていました。そんな中でもタイムロスを最小限に食い止めたのが勝因でしょう。

今年のAXCRには、三菱の他にトヨタいすゞ、そしてフォードも新たに参戦し、来年以降も熾烈な闘いが予想されます。そうしたライバルに対し、チーム三菱ラリーアートにはチームワークの強さがあります。

例えば、サービスポイントで、普通なら20分かかる作業を9人がかりで9分40秒で行ってペナルティなしで次のステージに進めたり、夜遅くまでクルマをメンテナンスして翌日に安心して戦える環境を整えてくれました。これは他チームより大きなアドバンテージでしょう。

今回の優勝で勝率5割となりましたたが、来年はディフェンディングチャンピオンとなります。勝ち続けるというハードルは高くなりましたが、スポンサーやパートナー企業の皆さんの協力も受けて、連覇を目指して頑張ります」

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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