【21年ぶりにビッグ・ヒーレーで参戦】和やかでも真剣!サイドウェイトロフィー4時間耐久という夏祭り

公開 : 2025.09.27 11:45

仲間とともに、マイペースなレース

ユルいとはいっても、順位がつくことに熱くなるという人間の習性は変わらない。ローリングスタートで耐久レースがはじまれば、暑さも忘れてみんなが夢中になっていた。クラッシュこそなかったが、調子を崩してコース上に止まるクルマもあり、そのたびにセーフティカー(これも旧いジャガー)が入り、レースはシャッフルされた。

筆者の最初のドライブは、順位を上げておきたかったのでけっこう真剣に走った。だが16台中の4位でステアリングを引き継いだ2回目は、頑張っても前に追いつく可能性はなかった。後ろから迫る5位の車両にだけ気を配りつつ燃費走行をして、無事チェッカー。20代の頃とは違って、ベテラン(オッサン)は無意味に飛ばさないのである。

最終ドライバーとしてゴール直後の筆者とチームメイト。
最終ドライバーとしてゴール直後の筆者とチームメイト。    佐藤亮太

われわれは総合4位で残念ながら表彰台を逃したと思っていたら、クラス2位。和やかな表彰式でトロフィーがより多くのチームに手渡されるのも、クラブマンレースの美点だ。

『レース』と聞くと身構えてしまう人もいるだろう。しかし今回の袖ケ浦フォレストレースウェイ4時間耐久は、個性豊かなヒストリック・レーサーを仲間とシェアしながらサーキット走行を満喫する場だった。中には6〜7人で試し乗りをしているチームや、経験の浅い女性チームもあり、それはそれで楽しそう。まさにクルマ好きの夏祭りといったノリである。

好評だったので、来年もおそらく開催されるだろう。準備期間はたっぷりある。次はあなたも仲間とともに、ぜひ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    佐藤亮太

    Ryota Sato

    1980年生まれ。出版社・制作会社で編集経験を積んだのち、クルマ撮影の楽しさに魅了され独学で撮影技術を習得。2015年に独立し、ロケやスタジオ、レース等ジャンルを問わない撮影を信条とする。現在はスーパーカーブランドをはじめとする自動車メーカーのオフィシャル撮影や、広告・web・雑誌の表紙を飾る写真など、様々な媒体向けに撮影。ライフワークとしてハッセルブラッドを使い、生涯のテーマとしてクラシックカーを撮影し続けている。佐藤亮太公式HPhttps://photoroom-sakkas.jp/ 日本写真家協会(JPS)会員
  • 編集

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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