【鈴鹿クラシック2024チャレンジ】往年の名レーシングカーたちが鈴鹿に再集結

公開 : 2024.07.16 17:05  更新 : 2024.07.16 19:12

2015~2019年に開催されていた「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の再来となるイベント、「鈴鹿クラシック2024チャレンジ」が7月5~7日の3日間に渡って開催されました。

「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の再来を目指して

photo:Kazuhisa Masuda

7月5~7日の3日間に渡って、鈴鹿サーキットにて「鈴鹿クラシック2024チャレンジ」が、GTワールドチャレンジアジアと併催という形で初開催となった。

こちらは、かつて2015~2019年に同じく鈴鹿サーキットで開催され惜しまれつつ終了した、往年の名レーシングカーたちが実際に走行するイベント、「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」の再来を目指したもの。当時走行したクラシックレーシングカーたちのエンジンに、ふたたび火を入れる機会がやってきたのだ。

ヨーロッパの国際格式レースでかつて活躍したレーシングカーたちが対象。
ヨーロッパの国際格式レースでかつて活躍したレーシングカーたちが対象。    益田和久

具体的にはヨーロッパの国際格式レースでかつて活躍したレーシングカーたちを対象とした模擬レース形式の走行会とし、欧州車を中心に、アメリカ車、日本車などが参加。レプリカ、キットカーは不可とし、極力、当時を再現することなどが参加条件となっている。

また、日常の整備が行き届き、サーキット走行に耐えうる状態の車両を対象としていることを明文化し、格式あるイベントにしていきたいという実行委員会の意志が伝わってくる。

エントリーはクラス1~3が各15台、クラス4が9台、計54台

クラス分けは以下のように設定された。

クラス1:GTツーリング65

1965年までに生産された量産車(その同型車)*FIAグループ2まで
想定車両:ポルシェ356、エラン、コルチナ、ジャガーヒーレー、ミニ系、BMC系などのツーリングカー、アルファ101、750系ほか

クラス2:GTツーリング75

「鈴鹿クラシック2024チャレンジ」が、GTワールドチャレンジアジアと併催で初開催。
「鈴鹿クラシック2024チャレンジ」が、GTワールドチャレンジアジアと併催で初開催。    益田和久

1966~1975年までに生産された量産車(その同型車)*FIAグループ2、4まで
想定車両:ポルシェ911アルピーヌA110、アルファ105系、エスコート、アバルト1000TC、BMW 2002、ミニほか

クラス3:スポーツプロト60s

1960年代のプロトタイプスポーツ *2座席プロトタイプ
想定車両:シェブロンB8、B16、ローラT70、ロータス23B、ポルシェ904、906、910、アルピーヌM63、アバルトOT1300、1000SP、2000SP、ジネッタG12

クラス4:レーシング70-80s & Cカー

1:70~80年代 FIAグループ6

想定車両:マーチ75S、シェブロンB23、ローラT290ほか

2:82~91年までFIAグループC

想定車両:ポルシェ962C、トヨタ85C、MCSほか

スケジュールは初日が搬入とドライバーズミーティング。2日目からが本番となり、午前中にクラス1、2の予選、午後にクラス3、4の予選を行ったのち、夜は懇親会パーティー。3日目に午前中にクラス1、2の決勝、午後にクラス3、4の決勝、という流れだ。

エントリーはクラス1~3が各15台、クラス4が9台、合計54台となった。

関連テーマ

おすすめ記事