【車内でもっとイイ音を実現!】カロッツェリアからデジタルプロセッサーの新製品登場
公開 : 2025.06.06 11:45
車内で音楽を楽しみたいものの、セッティングやスピーカー交換では音質に満足できない……。そんな方に朗報。パイオニア・カロッツェリアのデジタルプロセッサーを、浜先秀彰が解説します。
デジタルプロセッサーをもっと身近に
ディスプレイオーディオやカーナビが最初からインパネに組み込まれ、カーAVシステムを市販品に交換できないクルマが増えてきている。見た目はスマートだし、エアコンや車両情報をコントロールできるなど使い勝手もいい。
だが一方で、このような組み込みタイプの純正カーAVシステムは『オーディオ機能』に不満の出ることが多い。『もっとイイ音』を楽しみたい場合には、用意されている音質調整機能を好みに合わせてセッティングするか、スピーカーを交換することになるのだが、その程度では満足ができない人も多いようだ。

そんな人にぜひ注目をしてほしいのが『デジタルプロセッサー』と呼ばれるカーAVユニット。純正カーAVシステムとスピーカーの間に挟み込むことで高音質化を図れるブラックボックス的なアイテムで、じつはカーオーディオマニアの間ではこれまでも利用されていた。
これまで一般的にあまり存在が知られていなかったのには、メジャーメーカーが積極的に手がけていなかったり、取り扱い店舗が『プロショップ』と呼ばれるようなオーディオ・カスタムショップに限られていたから。また、取り付けや調整に手間がかかるという面もある。
そんな『デジタルプロセッサー』をもっと多くの人が手軽に導入できるように、と、パイオニアのカロッツェリア・ブランドから新製品が登場した。
ハイグレードモデルの『DEQ-7000A(9月発売/12万6500円)』と、スタンダードモデルの『DEQ-2000A(12月発売・オートバックスは7月先行発売/オープン価格・実勢価格5万3000円前後)』がラインナップしている。
クルマ乗り換えの際には純正状態に戻せる
いずれもトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバルの多くの車種に対応しており(最新の適合情報はカロッツェリア公式ウェブサイトに掲載)、専用の『スピーカーライン入出力ケーブル(5500円)』を使って純正カーAVシステムに割り込み配線を行う。
純正配線を切断することなくカプラー接続をするだけなので加工の必要がなく、クルマを手放す際に純正状態に戻すことも難しくない。

本体はコンパクトサイズ(200×47×169mm)でシート下などに取り付ければ後付け感がなく、インテリアの見た目も変わらない。
2機種とも本体内に小型で高出力のCLASS Dアンプを内蔵しており、DEQ-7000Aは最大出力120W×8、DEQ-2000Aは最大出力80W×4という仕様だ。
パワーアンプはサウンドに厚みや奥行感を与える効果が期待でき、純正システムに内蔵されたパワーアンプをそのまま使用するのと比べて、大幅に力強い音を生む。
これは音量を上げていなくても体感でき、バックで鳴っている楽器の小さな音やボーカリストの息遣いが感じられることもある。
そして、多彩な音響調整機能も備えている。
オーディオユニットから入力された音声信号をデジタル信号に変換することで、各スピーカーからリスニングポジションまでの距離を調整し、音声の到達時間を補正する『タイムアライメント』や、車室内の周波数特性の乱れを理想的な状態に補正する『31バンドイコライザー』。
さらに、スピーカーユニットごとの音のつながりを最適に調整できる『ハイパス/ローパスフィルター調整』、各スピーカーの音圧の差にバラつきがないよう音圧レレベルを均一にできる『スピーカー出力レベル調整』などを搭載。目の前に演奏者や歌い手がいるようなライブ感を引き出せるだろう。


