【頭文字D30周年記念イベントでお披露目】サンライズイエローが眩しい!86&BRZファンを魅了した2台の限定車

公開 : 2025.10.11 12:35

9月13日の『FUJI 86/BRZ STYLE 2025 with 頭文字D』で、『GR86イエローリミテッド』と『スバルBRZ STIスポーツ・イエローエディション』がお披露目されました。高桑秀典のレポートです。

サンライズイエローのエクステリアカラー

9月13日に富士スピードウェイで開催された『FUJI 86/BRZ STYLE 2025 with 頭文字D』にて、限定車『GR86イエローリミテッド』と『スバルBRZ STIスポーツ・イエローエディション』がお披露目された。

こちらは大ヒット漫画『頭文字D』の30周年を記念した公式サーキットイベントで、初日に展開された『FUJI 86/BRZ STYLE』に、ステージでファンに向かって初公開された形だ。

GR86イエローリミテッド(手前)の価格は、6MTが389万7000万円、6ATが399万5000円。
GR86イエローリミテッド(手前)の価格は、6MTが389万7000万円、6ATが399万5000円。    平井大介

イエローの86といえば、2015年に発売されたトヨタ86(ZN6型)の特別仕様車『トヨタ86GTイエローリミテッド』を思い出す。

イエローもスポーツカーに似合うカラーのひとつなので、黄色いトヨタ86特別仕様車のことが気になっていたクルマ好きが多いと思うが、10年の時を経て、再び特別塗装色であるサンライズイエローをエクステリアカラーとして採用した台数限定特別仕様車が登場することになった。GR86、BRZ共に300台限定の抽選販売で、既に申込期間は終了している。

会場でじっくりチェックしてきたが、その名のとおり『太陽が昇っていく雄大なシーンをイメージ』して調色されたサンライズイエローは本当に鮮やかで、トヨタの担当者によると、10年前と同じ注目度で再び86を取り巻く環境が盛り上がるように、あえて往時と同色となるボディカラーを採用したそうだ。

スバルの担当者は、サンライズイエローという鮮やかな色に、ユーザーに何かいいことが起きるようにという願いを込めていると話してくれた。

ディテールを変えることで2台の個性を演出

『GR86イエローリミテッド』はRZグレードがベース、『スバルBRZ STIスポーツ・イエローエディション』は、その名のとおりBRZ STIスポーツがベースとなる。

2台ともボディカラーがサンライズイエローの兄弟車なので似ているが、ディテールを変えることで個性を演出し、差別化を図っている。

スバルBRZ STIスポーツ・イエローエディションの価格は6MTが418万円、6ATが421万3000円。
スバルBRZ STIスポーツ・イエローエディションの価格は6MTが418万円、6ATが421万3000円。    平井大介

GR86は、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキをレッドキャリパーとし、ザックス(ZF)ショックアブソーバーとダークグレーメタリックの18インチアルミホイールをセット。BRZはキャリパー色がゴールドで、マットブラック塗装のホイールを組み合わせている。

リアのオーナメントをラスターブラック塗装にしているBRZは、ルーフにあるアンテナまでブラックなので、フロントのエンブレムやブレーキキャリパーだけではなく、ここも識別ポイントになるはずだ。

内装色がブラック基調となり、ステッチおよび運転席/助手席ドア内側の専用刺繍が外装色とコーディネイトしたイエローとなる点は共通で、両モデルともステアリングホイール、シフトブーツ、パーキングブレーキレバー&ブーツ、フロントシート、ドアアームレストに専用イエローステッチが入る。

9月13日のアンヴェールの場でトヨタの担当者は「いいクルマづくりに終わりはない」と語り、スバルの担当者は「まだまだ純粋なスポーツカーを極めることができる」と話していたので、今後の展開も楽しみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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