【年間約3000kmの発電量でEVが充電不要に】日産サクラ用電動スライド式ソーラーシステム『あおぞら・エクステンダー』開発中!

公開 : 2025.10.22 10:00

後付け可能のオプションとして販売を目指す

このあおぞら・エクステンダーは、2021年度の日産社内アイディアコンテストで最優秀賞を受賞した構想を元に発足したプロジェクトだ。初代リーフにもリアエンドに小さなソーラーパネルが取り付けられていたが、これは駐停車中に12Vバッテリーに補充電するためのものだった。

そこからEVの本格的な充電を目指すプロジェクトとして、eNV200などをベースに開発を進める。だがEVの充電には太陽電池の効率を高めることが必要。とはいえ、その効率を2倍にするのは難しい。それなら面積を2倍にと考えられたのが、あおぞら・エクステンダーだった。その発想はカーアンブレラにあったという。

あおぞら・エクステンダーは後付け可能で、日産はオプション販売を目指している。
あおぞら・エクステンダーは後付け可能で、日産はオプション販売を目指している。    平井大介

こうして完成した試作車だが、JMSでの展示車は2号車となる。1号車はサクラにシステムを搭載しただけだったが、2号車では格納時のスタイルも重視したデザインとし、またショーカーらしく『あおぞらブルー』と呼ばれるスペシャルカラーでペイントされ、17インチのアルミホイールも専用デザインだ。

あおぞら・エクステンダーは後付けも可能なので、日産はオプションとしての販売を目指している。JMS会場では、実車を見た人から「いくらくらいなら買いますか?」と意見を求めてみたいという。さて、どれくらいの価格設定が希望されるだろうか?

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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