日産『アリア』マイチェン発表 新型リーフと歩調合わせたミニマルな外観 グーグル搭載

公開 : 2025.10.11 06:45

日産が『アリア』のマイナーチェンジを発表しました。リーフと歩調を合わせたミニマルな新デザインと、グーグルのインフォテインメント・システムを搭載。ジャパンモビリティショー2025で一般公開される予定です。

新型リーフと歩調を合わせたデザイン

日産アリアは、2022年の発売以来初となる大幅改良の一環として、ミニマルな新デザインを採用した。

従来モデルのフロントフェイシアにあった大型のブラックパネルは廃止され、バックライト付きの日産エンブレムがより強調されるようになった。

日産アリア(改良新型)
日産アリア(改良新型)    日産

角張った形状のデイタイムランニングライトも、3本線のシグネチャーを備えた曲線のものへと変更された。また、フロントエンド左右の吸気口は廃止され、全体的に滑らかな印象へと生まれ変わった。

このデザインにより、来週から予約受付を開始する新型リーフとの親和性を高めている。

日産が公開した改良新型アリアの画像にはリアエンドは写っていないが、リアライトも新デザインとなる可能性がある。

現時点ではメカニカル面や技術面のアップデートについてはほとんど明かされておらず、詳細はジャパンモビリティショー2025(10月31日より一般公開)で発表される予定だ。

ただし、アリアにはV2L(Vehicle-to-Load)機能が追加されることが確認されている。これにより充電ポート経由で外部機器への電力供給が可能となる。

改良新型アリアには、リーフと同様にグーグル製ソフトウェアを搭載した新しいインフォテインメント・システムも採用される。

これらの改良により、航続距離が若干向上する可能性がある。従来モデルは63kWhバッテリー搭載車で最大約400km、大型の87kWh車で最大約530kmの航続距離を実現している(いずれも欧州WLTPサイクル値)。

日産は改良新型アリアを「年度内」に日本で発売すると発表しており、英国や欧州での販売開始は2026年初頭以降となる見込みだ。

価格は従来とほぼ同水準を維持すると予想されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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