刺激的な工場見学 モーガン・エクスペリエンスセンターへ潜入(2) 現代技術が伝統手法と融合

公開 : 2025.11.30 17:50

工場見学は刺激的 商談を迫る営業マンなし

モーガンの顧客層は、従来より若返りつつあるそうだ。平均で45歳以上らしいが。そんなドライバーは、不均一な製造品質へ、高齢者ほど寛容ではないはず。

他方、モーガンの新車価格は、5年前なら6万ポンド(約1224万円)前後だったが、2025年では8万5000ポンド(約1734万円)前後へ上昇している。以前より、多くの資金力も必要になっている。

モーガン・エクスペリエンスセンター。ピッカーズリー・ロード工場の見た目は、昔から変わらない
モーガン・エクスペリエンスセンター。ピッカーズリー・ロード工場の見た目は、昔から変わらない    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

とはいえ、モーガンのエクスペリエンスセンターは開放的。英国の少量生産ブランドらしい、難解な哲学へ気軽に触れられることが、とても喜ばしい。購入の予定はなくても、工場見学はきっと刺激的な体験になるに違いない。

広くはないがショールームが併設され、最新モデルも気軽に観察できる。内装素材や塗装色の見本も用意されている。商談を迫る営業マンはいないので、ご安心を。

モーガン・エクスペリエンスセンターの概要

住所:ピッカーズリー・ロード、マルバーン、ウスターシャー州 WR14 2LL
入場料:無料
営業時間:8:30~17:00(月~木)/8:30~16:00(金・土)
ウェブサイト:experience.morgan-motor.com

記事に関わった人々

  • 執筆

    サイモン・ハックナル

    Simon Hucknall

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

モーガン・エクスペリエンスセンターへ潜入の前後関係

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