北欧の新星 ポールスターが目指す理想的デザイン(後編) 人を怖がらせるクルマや「革命」は要らない
公開 : 2025.11.22 11:45
収益を上げるためにすべきこと
インテリアに関しては、ほとんど変化はなさそうだ。「持続可能でモダンな素材という点では、すでに業界のベンチマークとなっています。そして、このクリーンなスカンジナビアン・ルックは至る所で模倣されてきました」
しかし、ドライバー重視の設計として物理ボタンの拡充が行われるという。

レーマーズ氏はまた、ダッシュボードのデザインについて、中央配置のメインタッチスクリーンからドライバー志向のレイアウトへ移行すると述べた。同時に、モノクロから鮮やかな多彩色へ切り替える可能性もある。「エモーショナルで、非常にスカンジナビア的な雰囲気」を目指しているという。
彼のデザインアプローチは革命的というより漸進的だが、自身の新しい役職には興奮を隠せない。ポールスターが「厳しい」時期にあることは認識しつつも、将来には大きな可能性を感じている。
「アイデアは豊富にありますが、ポールスターは小規模ブランドです。今は収益拡大が急務です。成長を目指すからこそ、クロスオーバーSUVの7を投入することにしました。ただ、現在のラインナップの多様性にはとても満足しています」
「ポールスター5をフラッグシップモデルに据えられるのは素晴らしいことです。他ブランドにこれほどの存在感を持つクルマはあるでしょうか? ポールスター7を購入するということは、同時に5の一部を手に入れることにもなります。これが今後の強みです」


















