フォルクスワーゲンID.7 GTX ツアラー(2) 快適・俊足なGTワゴン UK編集部の高い期待へあと1歩

公開 : 2026.01.06 18:10

普段は快適に走り、時々少し楽しみたい人へ

フォルクスワーゲンとして、EVのポテンシャルを引き上げる命題を負う、GTX。だがGTIと異なり、まだ高い期待へ応える内容に届いていないかもしれない。ID.7の特性を控えめに拡張した程度といえ、より運転体験の向上を求めたくなる。

それでも、電動の上級グランドツーリング・ワゴンとして、普段は快適に走り、時々ちょっと楽しみたいという要望は叶えてくれるはず。筆者なら、19インチ・ホイールでシングルモーターの、ID.7 プロS ツアラーを選ぶかもしれないが。

フォルクスワーゲンID.7 GTX ツアラー(英国仕様)
フォルクスワーゲンID.7 GTX ツアラー(英国仕様)

◯:EVでは珍しい、充分に活発でも落ち着いた特性 高速域での快適性 控えめな見た目の主張
△:高性能なサブブランド、GTXとして一層の特徴が欲しい 長くはない航続距離 お高めの価格

フォルクスワーゲンID.7 GTX ツアラー(英国仕様)のスペック

英国価格:6万2700ポンド(約1279万円)
全長:4961mm
全幅:1862mm
全高:1551mm
最高速度:180km/h
0-100km/h加速:5.5秒
航続距離:577km
電費:5.9km/kWh
CO2排出量:−g/km
車両重量:2264kg
パワートレイン:非同期モーター(前)+永久磁石同期モーター(後)
駆動用バッテリー:86.0kWh
急速充電能力:200kW(DC)
最高出力:340ps
最大トルク:55.4kg-m
ギアボックス:1速リダクション/四輪駆動

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 執筆

    クリス・カルマー

    Kris Culmer

    役職:主任副編集長
    AUTOCARのオンラインおよび印刷版で公開されるすべての記事の編集と事実確認を担当している。自動車業界に関する報道の経験は8年以上になる。ニュースやレビューも頻繁に寄稿しており、専門分野はモータースポーツ。F1ドライバーへの取材経験もある。また、歴史に強い関心を持ち、1895年まで遡る AUTOCAR誌 のアーカイブの管理も担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、BMW M2。その他、スバルBRZ、トヨタGR86、マツダMX-5など、パワーに頼りすぎない軽量車も好き。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フォルクスワーゲンID.7 GTX ツアラーの前後関係

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