フォルクスワーゲン EVへの移行完了までオープンカー導入計画はなし

公開 : 2025.09.11 17:05

フォルクスワーゲンはこれまでTロック・カブリオレなどのオープントップモデルを展開してきましたが、EV移行に伴うコスト増から新型車の導入は見送られています。移行が完了すれば、ニッチな派生モデルも登場するとのこと。

ニッチな派生モデルは当面見送り

フォルクスワーゲンのデザイン責任者であるアンドレアス・ミント氏によれば、ガソリン車とEVの両方を販売している間は、コンバーチブルやその他の派生モデルを導入する可能性は低いという。

同社は従来、ラインナップに1車種のコンバーチブルを用意しており、直近ではTロックのオープントップモデルがある。

フォルクスワーゲンTロック・カブリオレ
フォルクスワーゲンTロック・カブリオレ

しかし、ミュンヘン・モーターショーで新型コンバーチブルの計画を記者に問われると、ミント氏は次のように述べた。「現在、業界全体が直面する課題として、各社がEVと内燃機関車の二重のポートフォリオを抱えているということが挙げられます。これは重大な課題です」

「コンバーチブルが見られなくなったのは、各社がポートフォリオを倍にする必要に迫られているからです。これは投資において非常にマイナスです。ソフトウェアアップデートなども、すべて倍となります。要するに、コンバーチブル開発に割く余裕が誰にもないということです」

「内燃機関モデルが淘汰され、二重ポートフォリオが不要になる時代が来れば、コンバーチブルのような派生モデルも増えるでしょう。これはフォルクスワーゲンだけでなく、業界全体に言えることです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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