【昨年は過去最高の生産台数を記録】光岡自動車『M55ファーストエディション』発売開始!2026年は上限250台販売

公開 : 2025.11.28 17:05

光岡自動車は『M55』シリーズの量産モデル第2弾となる2026年投入モデル、『M55ファーストエディション』を、11月28日からミツオカ取扱拠点で発売開始しました。250台を上限とし、既に150台が予約済みとのことです。

上限250 台の2026年イヤーモデル

光岡自動車は、『M55』シリーズの量産モデル第2弾となる2026年投入モデル『M55 1st Edition』(エムダブルファイブ・ファーストエディション)を、11月28日からミツオカ取扱拠点で発売開始した。

M55は2023年の光岡自動車創業55周年を記念した、ホンダシビックをベースとした新型車。昨年11月に発表した限定100台の抽選販売モデル『M55ゼロエディション』は、受付開始からわずか10日間で応募者数上限の350名に達するほど大きな反響があった。

M55量産モデル第2弾となる『ファーストエディション』が発売開始。
M55量産モデル第2弾となる『ファーストエディション』が発売開始。    平井大介

ファーストエディションはゼロエディションに続く量産モデル第2弾で、生産販売台数上限250台の2026年イヤーモデル。納期の長期化を避けるため、申込台数が達した時点で一旦受付終了となる。なお3月27日より先行予約受付を開始し、約150台が予約済みとなっている。

ゼロエディションが1カラー、6速マニュアルのみの1グレードだったのに対し、ファーストエディションはカラーバリエーションとグレード構成を一新。ハイブリッド車の『e:HEV LX』、『e:HEV EX』、ガソリン車の『LX』(CVT)からなる、計3グレードをラインナップする。

外装色は標準4色とオプション6色、合計10色からの選択が可能となった。今回の正式発売を機に、全国のミツオカ取扱拠点にてM55の一斉展示を開始している。

生産台数はここ直近10年で過去最高を記録

11月27日には、ミツオカ麻布台ショールームでプレス発表会が開催された。

この日展示されたのは、オプションカラー『ジョンマンゴー』の『e:HEV EX』と、標準色『プラチナホワイトパール』の『e:HEV LX』。前者はフルオプション車ということで、リアガラスルーバーなどが装着されていた。

こちらはフルオプション装着車で、リアガラスルーバーなどが備わる。
こちらはフルオプション装着車で、リアガラスルーバーなどが備わる。    平井大介

発表会の場で光岡自動車常務取締役の光岡太進氏は、昨年の売上高が300億円を超え、特殊車両を含むオリジナルカーの生産台数が877台と、ここ直近10年で過去最高を記録したとコメント。

また、直営店舗開発とリニューアルを継続的に実施中であると続け、着実に成長していることに自信を見せた。

なおゼロエディションは、マイナーチェンジ前のホンダ・シビックを100台一気に確保し在庫する形で生産に漕ぎつけた。一方のファーストエディションはマイチェン後の現行型シビックがベースとなり、ホンダからの供給体制が落ち着いたことから、2026年分の250台を確保することができた。

ゼロエディションがMTであったのに対し、ファーストエディションはATのみとなる。現行シビックはRSがMTだが、人気モデルのため車両確保が難しい状況。しかし関係者に意欲はあるようで、将来的にはMTのキャラクターを生かした特別仕様も期待したいところ。

前述のように既に150台が予約済みだが、そこにはゼロエディションの抽選に外れ購入できなかった方も含まれる。ATでもいいのでと、購入に対する熱い気持ちも寄せられたそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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