【スポーツカーも健闘中!】トップ3の顔触れは3カ月連続 2025年4月期の登録車新車販売の車名別ランキング

公開 : 2025.05.09 06:25

2025年4月期の登録車新車販売の車名別ランキングは3カ月連続でヤリス、カローラ、シエンタがトップ3を獲得しました。ホンダ・フリードを除きトップ10をトヨタ勢が占めますが、スポーツカーもランクインを目指し健闘中です。

2025年4月期の登録車新車販売の車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2025年4月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2025年4月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万5258台
2位 トヨタ・カローラ:1万2737台
3位 トヨタ・シエンタ:8299台
4位 ホンダフリード:7705台
5位 トヨタ・アクア:7284台
6位 トヨタ・プリウス:6643台
7位 トヨタ・ノア:6458台
8位 トヨタ・ヴォクシー:6400台
9位 トヨタ・アルファード:6381台
10位 トヨタ・ライズ:5999台

2025年モデルのリリースが始まった日産フェアレディZ。
2025年モデルのリリースが始まった日産フェアレディZ。    山本佳吾

登録車の2025年4月期の車名別ランキングは、2月に一部改良を実施して前年同月比10.8%増の1万5258台を記録したトヨタ・ヤリスが、8カ月連続での首位に輝く。

続く第2位には、同1.8%減ながら1万2737台を売り上げたトヨタ・カローラが前月と同位に位置。第3位には、同19.7%減ながら8299台を販売したトヨタ・シエンタが前月と同位で入った。

ヤリス、カローラ、シエンタのトップ3の並びは3カ月連続である。また、第4位には2月にe:HEVモデル、3月にガソリンモデルの一部改良を図って同69.9%増の7705台を達成したホンダ・フリードが前月と同位で、第5位には同57.3%増の7284台を登録したトヨタ・アクアが2ランクアップで入る。

以降はトヨタ・プリウス、トヨタ・ノア、トヨタ・ヴォクシー、トヨタ・アルファード、トヨタ・ライズの順で続き、トップ10のうちトヨタ車が前月から2車種増えて9車種、ホンダ車が前月と同じ1車種となり、日産車はトップ10常連のノートが第14位(同25.7%減の4470台)と伸び悩んで0車種となった。

トップ10以降

SUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが続く一方で、新型車や一部改良モデルの販売の伸びが目立った。

4月に5ドアモデルのノマドを発売したジムニーは前年同月比128.4%増の4399台を販売して第15位に、3月に300の安全性および盗難防止の強化を図ったトヨタ・ランドクルーザーは同116.3%増の3431台を売り上げて第20位に、1月にRSの一部仕様変更やタイプRレーシングブラックパッケージの追加などを実施したホンダ・シビックは同92.8%増の2109台を記録して第25位に位置。

2025年モデルのリリースが始まった日産フェアレディZ。
2025年モデルのリリースが始まった日産フェアレディZ。    山本佳吾

また、車両価格の値上げ前に駆け込み需要があった三菱デリカD:5は同75.0%増の1829台を販売して第32位に、2024年10月に販売を開始した新型コンパクトSUVのスズキフロンクスは月販目標1000台を超える1465台を登録して第35位に入る。

スポーツカーの健闘ぶりも今月の注目点

2月に35周年記念車を発売したマツダロードスターは同123.8%増の1918台を登録して第28位に、2月より2025年モデルのリリースが始まった日産フェアレディZは同270.1%増の792台を記録して第41位に、トヨタのGR86は同97.2%増の645台を販売して第47位にランクインした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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