【2026年の大本命】CセグメントSUV『ジープ・コンパス』が3世代目に進化!飯田裕子が見て乗って触れて楽しめる1台と太鼓判
公開 : 2025.12.30 11:25
CセグメントSUV『ジープ・コンパス』が3世代目に進化しました。2026年内の日本導入も予定される大本命とも言える存在です。飯田裕子がスペインの国際試乗会に参加し、見て乗って触れて楽しめる1台と太鼓判を押します。
良いムードで開発された製品に対する自信
スペイン・バルセロナにあるバロック地区のハーバーをベースに開催された、新型『ジープ・コンパス』の国際試乗会。
試乗前のプレゼンテーションでは、パワフルなロック音楽とともに新型コンパスの走行シーンを紹介するオープニング動画が流れる中、通路を挟んで隣に着席していたジープ欧州部門責任者のファビオ・カトーネ氏がタテ揺れノリノリ、そのまま登壇して大きな拍手に包まれながらのプレゼン開始となった。

まずは、ジープのブランド力や世界62ヵ国で販売されるBセグメント・コンパクトSUVのアベンジャー(コンパスはCセグ)の、とりわけ欧州での好調ぶりをアピール。
その後の新型コンパスの詳細は、デザイン部門の欧州責任者ダニエル・カロナシ氏とプロダクト責任者のマルコ・モンテペローザ氏の息の合った掛け合いで、実に楽しそうに説明されたのであった。
それは単なるノリの良さではなく、良いムードで開発された製品に対する『自信』が伝わるものだった。あんなにみんなが楽しそうに製品を紹介するプレゼンは、これまで見たことがない。
ジープは今、アベンジャーを皮切りにBセグ/Cセグというマーケットの主力モデルたちの欧州シフト化が進んでいる。ステランティス・グループでは、共有するプラットフォームやパワートレインを各メーカーが採用し、ドライバビリティやデザインでブランディングする手法を採り入れており、新型コンパスは北米と欧州共同で開発されたようだが、生産は欧州で行われる。
本質も捉えつつ先進性を融合
コンパスは2006年のデビュー以来、世界で250万台以上を販売したが、第3世代となる今回のモデルチェンジで、デザイン、技術、走行性能やキャパシティ、デジタルなど、あらゆる面を刷新。一方で、ジープの伝統の本質も捉えつつ先進性を融合させることで、この3代目の個性が生まれている。
ステランティス・グループでC/Dセグメント向けに設計され、アレンジ性能も高い電動車用のSTLAミディアム・プラットフォームを採用。これはプジョー3008やシトロエンC5エアクロスなどと共通だ。

パワートレインはMHEV/PHEV/BEVの3本立て。また、現時点の情報でBEVにはAWDを投入予定で、そのほかはFWDモデルとなるようだ。
ボディサイズは全長4552mm、全幅1928mm、全高1675mm。先代よりひとまわりサイズアップしたボディはホイールベースも延び、後席スペースが+20mm、さらにラゲッジも+45L増えて550Lとなり、収納スペースの増大についても強調していた。


























































