フォルクスワーゲン 高性能クロスオーバーの新型『TロックR』にハイブリッド搭載 2027年発売へ

公開 : 2025.08.29 06:45

フォルクスワーゲンは2027年に発売予定の新型『TロックR』に、マイルドハイブリッドの2.0Lガソリンエンジンを搭載する可能性があります。電動化は確実視され、330ps以上に出力向上する可能性もあります。

最高出力は330ps以上に?

フォルクスワーゲンは、2代目『Tロック』の高性能バージョンである『TロックR』を2027年に発売する予定だ。ハイブリッド・パワートレインとアグレッシブなデザインを採用する。

フォルクスワーゲンのCEO、トーマス・シェーファー氏は、新型Tロックの発表の中で高性能バージョンの導入を明言し、「ガソリン車愛好家の皆様へ、真にパワフルなTロックRをお届けします」と約束した。

新型Tロックにも『R』が設定される。(画像はRライン)
新型Tロックにも『R』が設定される。(画像はRライン)    フォルクスワーゲン

現在、ティグアンアルテオントゥアレグのRモデルが生産終了し、ゴルフだけがRの旗を掲げる状況となっている。

新型TロックRのパワートレインの詳細については明かされなかったが、2代目では全車電動化が決定している。

Rモデルのベースとして最も有力視されるのは、2026年登場予定の最上位のマイルドハイブリッドモデルだ。2.0Lガソリンエンジンと四輪駆動システムの採用が予定されており、ポテンシャルは高いと言える。

性能の詳細は未公開だが、従来型のTロックRでは2.0Lエンジンから最高出力300psを発生。最新のゴルフRでは同じ2.0Lで333psまで引き上げられている。新型ではハイブリッド化により、さらにパワーアップする可能性がある。

デザインもR専用のアグレッシブなものとなるだろう。エクステリアデザイン責任者のステファン・ヴァールブルク氏によると、『Rライン』グレードとは明らかに異なる外観になるという。

「RとRラインの差別化に取り組んでいます。Rの顧客はRラインよりもさらに上を期待するからです」とヴァールブルグ氏は述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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