5年ぶりF1復帰の意義は? ホンダがアストン マーティンとのF1パートナーシップ始動を発表
公開 : 2026.01.21 07:05
ホンダは1月20日、都内で会見を開き、『アストン マーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム』とのパートナーシップを発表しました。マシンに『Powered by Honda』のロゴが入ります。桃田健史のレポートです。
マシン前部にホンダの新『H』ロゴ
本田技研工業(以下ホンダ)は1月20日、都内で記者会見を開き、『アストン マーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム』とのニューパートナーシップ始動を発表した。
会見会場には100人を超える報道関係が集まり、壇上にはマシン後部側面に『Powered by Honda』のロゴを表示したブリティッシュグリーンのF1マシンが登場。マシン前部にはホンダが新たに採用した『H』ロゴを掲げた。また、ホンダが今シーズンから提供する新型パワーユニット(PU)『RA626H』が初公開された。

2026年シーズンはF1レギュレーションが大幅に変更されるため、最新マシンは近く欧州で行われるプレシーズンテストで登場する。
ホンダの三部敏宏社長が全体をリードして始まった今回の会見は、冒頭、ホンダF1参戦の意義と原点について触れた。
映像ではホンダが1964年にF1初参戦した模様が映し出された。当時のホンダは二輪車メーカーというイメージが強く、この時点で四輪の世界選手権に挑戦することに日本の自動車産業界は驚愕したと説明。「まさに夢への挑戦だった」と三部社長。
それでも翌年1965年の最終戦では早くもF1初勝利を上げる。その後、1980年代を三部社長は「ホンダF1黄金期」と表現した。
映像では、ウイリアムズ・ホンダ、マクラーレン・ホンダ、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセルなどF1ファンには懐かしい姿が映し出された。そして、マックス・フェルスタッペン時代を迎える。
新レギュレーションの中、まずは信頼性の確保
フェルスタッペン最強時代の真っ只中、ホンダF1プロジェクトは2021年で終了することになる。2050年カーボンニュートラル実現に向けて、ホンダのリソースを電動化や知能化など次世代環境技術に集約するため、2020年にF1撤退を表明したからだ。
ところが、2023年になりホンダは2026年からのF1ワークス活動再開を発表し周囲を驚かせた。なお、2022年から2025年までは、ホンダがレッドブル・パワートレインズをサポートする形となったが、ホンダとF1との関係は継続した。

そして迎えた2026年にF1は新時代に突入。シャシーとPUで大幅なレギュレーション変更があった。PUでは電動出力が従来の3倍、また内燃機関(ICE)ではサスティナブル燃料の使用が義務付けられた。
これを受けて、三部社長は「F1は挑戦と先進性の象徴だ」と表現し、技術の頂点であり人材育成の場としていまのホンダにとって必要不可欠なプロジェクトであると強調した。
その上で、F1プロジェクトを担うHRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)の関係者によれば、ライバルメーカーの実力が未確認のいま、ホンダとしてはPUの信頼性を第一に考えてシーズン前半戦に挑むとの考えを示した。
2026年のF1シーズンは、オーストラリア(3月6〜8日)で開幕。その後、中国での第2戦を経て、日本の鈴鹿に第3戦(3月27〜29日)がやってくる。
ホンダの新F1プロジェクトはどんな出足を見せるのか、今からとても楽しみだ。
























