6輪レンジローバーにランボルギーニLM002ピックアップトラック仕様! アラブのコンクール・デレガンス(2)

公開 : 2026.02.08 17:50

ランボルギーニLM002(1988年式)

ノーマルでもLM002は珍しいが、これはハヤブサでの狩猟のために改造された、ピックアップトラック仕様。イベントを訪れたランボルギーニの伝説的テストドライバー、ヴァレンティーノ・バルボーニ氏は、久々の対面に喜んでいた。

「これはイタリア・トリノのコーチビルダー、サルヴァトーレ・ディオマンテ社が手掛けた、特別仕様の1つ。LM002の開発は、自分が担当したんです。背の高いクルマを手掛けるのは初めてで、非常にやりがいのある仕事でした」。バルボーニが回想する。

ランボルギーニLM002(1988年式)と、ヴァレンティーノ・バルボーニ氏
ランボルギーニLM002(1988年式)と、ヴァレンティーノ・バルボーニ氏    ティム・スコット(Tim Scott)/ワン・スペース・スタジオ(One Space Studio)

「ランボルギーニ・チーターは軍用に設計されましたが、市販に向けて再開発が必要になりました。悪路走行でトーションバーが折れ、コイルスプリングへ変更しています。当初はリアエンジンでしたが、安定性を求めてV12はフロントへ移したんですよ」

フォード V8 4x4 ウッディー(1939年式)

オーナー:ハイダー・アル・ルーミ氏

クウェートのカーコレクター、ルーミのウッディワゴンは、パープルが非常に鮮やかながら、一見すると1939年式のオリジナルへ近い。しかし、FRP製のボディキットでドレスアップするなど、モダンなカスタマイズが施されている。

フォード V8 4x4 ウッディー(1939年式)と、オーナーのハイダー・アル・ルーミ氏
フォード V8 4x4 ウッディー(1939年式)と、オーナーのハイダー・アル・ルーミ氏    ティム・スコット(Tim Scott)/ワン・スペース・スタジオ(One Space Studio)

さらに、エンジンはフォードのV8ではない。「2年前にアメリカで購入したレプリカで、シボレーのV8スモールブロック・エンジンが載っているんです」

「ATとパワステが付いていて、クウェートではよく乗っています。他にも、マスタング用のV8エンジンを積んだピックアップ、1940年式フォードF-1や、オリジナル度の高い1959年式フォード・スカイライナーも所有しています」。相当なアメ車マニアらしい。

協力:シルバーファーン・パフォーマンス社

記事に関わった人々

  • 執筆

    アラステア・クレメンツ

    Alastair Clements

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ティム・スコット

    Tim Scott

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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