3000台の廃車の中から見つけた希少なアメリカン・クラシックカー 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.02.08 11:05

1966年式プリムス・フューリー

一見すると、この1966年式プリムス・フューリーVIP(上級グレード)はテニスボールで覆われているように見えるが、実はアメリカハリグワ(別名:オセージオレンジ)の木の下に駐車されているのだ。毎年秋になると果実がびっしりと実り、もしかするとフロントガラスのひび割れも、この果実のせいかもしれない。アメリカハリグワはクモなどの虫を寄せ付けない性質があり、かつてはベッドに使われることもあった。

1966年式プリムス・フューリー
1966年式プリムス・フューリー

1950年代シボレーのラインナップ

1950年代シボレーのスペアパーツをお探しなら、CTCオートランチがおすすめだ。本稿執筆時点で在庫は68台以上、さらにレストア用が8台ある。

1950年代シボレーのラインナップ
1950年代シボレーのラインナップ

1969年式ダッジ・コロネット・スーパービー

ジャンクヤードで1969年式ダッジ・コロネット・スーパービーの部品取り車が見つかるのは珍しい。この個体は現在ウェブサイトに掲載されていないが、他にもマッスルカーが販売中だ。

コロネットのクーペをベースにしたスーパービーは1968年から1971年まで生産された。プリムス・ロードランナーの成功を受けて開発された、ダッジの低価格マッスルカーだ。

1969年式ダッジ・コロネット・スーパービー
1969年式ダッジ・コロネット・スーパービー

1973年式AMCグレムリン

AMCグレムリンは、経済性や速さ、美しさ、あるいは優れた性能を持つクルマとして歴史に名を残すことはないだろう。しかし、間違いなく個性的な1台だ。ジャベリンの車体を切り詰めたことで、このような異様なスタイリングが生まれた。発売当時、人々は「切り詰めた分はどこへ行ったんだ?」と疑問を抱いたものだ……。この個体は1973年に出荷されたと思われるが、取材後に新たな所有者が見つかったようだ。ただし、CTCオートランチにはグレムリンの部品取り車の在庫が2台ある。

1973年式AMCグレムリン
1973年式AMCグレムリン

1975年式シボレー・インパラ

テキサスの灼熱の太陽は錆を防いでくれる一方で、塗装に深刻なダメージを与える。この1975年式シボレー・インパラがその好例だ。一見コンディションは良く、レストアの余地もあるように見えるが、訪問時に確認したところ、実際には部品取り車とのことだった。

1975年式シボレー・インパラ
1975年式シボレー・インパラ

1949年式ナッシュ600

この1949年式ナッシュ600 4ドア・セダンは銃弾の穴だらけだ。おそらく短期な、あるいは欲求不満のハンターに狙われたのだろう。ナッシュ600は米国初の量産モノコック車であり、従来のボディオンフレーム車より軽量だった。これにより性能(0-97km/h加速20.6秒)と燃費が向上した。『600』という名称は、追い風ならガソリン1タンクで600マイル(約970km)走行可能であることに由来する。

1949年式ナッシュ600
1949年式ナッシュ600

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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