NA型ロードスターにフォードV6 MGB GTにマツダ直4 ベスト・レストモッドな2台(1) 極上の2台を堪能

公開 : 2026.02.20 18:05

ゲートへ収まるクリック感がクセになる

とはいえ、魅力的な4気筒だってある。V8エンジンを搭載したMGBを過去に生み出した、フロントラインの最新作に載るのは、2.5Lの直4。英国仕様の古いマツダ6へ搭載されていたユニットで、北米ではフォードにも載っていた。

至って普通のエンジンといえたが、フロントラインはフルリビルド。軽い部品や鍛造の部品で組み直し、秘めた可能性を引き出している。吸気側のキャブレターのような箱は、燃料噴射ユニット。ロケッティアほどではないが、見た目にもこだわられている。

フロントラインMGB 2.5(英国仕様)
フロントラインMGB 2.5(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

アイドリングさせると、ウェーバー・キャブレターのような唸りが響き面白い。回転上昇とともに、吸気音と排気音のシンフォニー。アグレッシブでスリリングだ。

トランスミッションは、最新のND型ロードスターへ載る6速マニュアル。シフトレバーは長めだが、引っ掛かりはなく高精度なメカを操る感触が心地良い。カチッと、ゲートへ収まったクリック感がクセになる。

この続きは、ベスト・レストモッドな2台(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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