アルファ・ロメオ・ジュリア 10年経た美貌 最高峰のFRシャシー 200万以下で探せる前期型 理想はQV 【UK中古車ガイド】

公開 : 2026.02.25 18:05

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マイク・ジョーンズ氏

BMW 3シリーズから、ジュリアのヴェローチェへ乗り換えたのは、2019年でした。イタリアンな魅力に惹かれたんですが、期待が裏切られたことはありません。ステアリングやシャシーバランスは素晴らしく、BMWより自分の評価は高いですよ」

アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)

「内装は豪華といえず、タッチモニターはアップデートを受けるまで反応が遅かったですが、運転姿勢は完璧。シートの座り心地も抜群です。信頼性は高いようで、現在の走行距離は8万kmですが、定期的な整備だけで済んでいます」

購入時に気をつけたいポイント

電気系統

初期の右ハンドル車では、ECUへ雨水が侵入することがあった。深刻な故障に繋がり、修理は高額だったが、多くは対策済み。警告灯やセンサー類のエラーは、珍しくない。

タッチモニターは、初期型でフリーズしがち。スマートフォンとの連携は、2020年から対応。2018年から2019年のモデルなら、ディーラーで連携を可能にしてもらえる。

エンジン

アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)

ラジエターホースのクランプが緩み、クーラントが漏れ、オーバーヒートへ至ることがある。ターボの不調による排気ガスの曇り、燃料ポンプからの異音にも注意したい。

サスペンション

足回りからの異音は珍しくない。保証期間が切れていても、英国のディーラーでは通常より安価に対策してくれるようだ。ブレーキの状態にも注意したい。

知っておくべきこと

もし筆者がジュリアを選ぶなら、アダプティブダンパーにLSD、サンルーフ、スポーツシート、ハーマン・カードン社製ステレオ、金属製シフトパドルを装備した1台を探すだろう。理想はクワドリフォリオ(QV)。アクラポビッチ・マフラーのサウンドも堪能したい。

ジュリアは毎年のように改良を受けており、予算の範囲で新しい年式を選ぶのがベター。ユーロNCAPの評価は5つ星で、総じて安全性は高い。

英国ではいくら払うべき?

8000ポンド(約168万円)〜1万4999ポンド(約314万円)

主にベーシックな初期のジュリアが、英国では売られている価格帯。

1万5000ポンド(約315万円)〜2万7999ポンド(約587万円)

殆どのジュリアの中古車は、英国ではこの価格帯に属する。状態良好で高スペックなガソリンだけでなく、ディーゼルも選べる。

2万8000ポンド(約588万円)以上

アルファ・ロメオ・ジュリア 2.0T ルッソTi(2020年式/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア 2.0T ルッソTi(2020年式/英国仕様)

クワドリフォリオを狙うなら、この価格帯から。3灯式LEDヘッドライトを得た、2023年以降の通常のジュリアも含まれる。状態の良い後期のクワドリフォリオは、まだ5万ポンド(約1050万円)以上するようだ。

英国で掘り出し物を発見

アルファ・ロメオ・ジュリア 2.0T ルッソTi(英国仕様) 登録:2020年 走行距離:6万4300km 価格:1万9975ポンド(約419万円)

コンフォート寄りの赤いジュリア。座り心地の良いシートとウッドトリムで、車内は上品な雰囲気にまとまっている。正規ディーラーでの整備履歴が整った、1オーナー車だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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