シープ・アヴェンジャーにAWDの大本命『4xeハイブリッド』登場! 入念に作り込まれた「らしさ」でライバル不在?
公開 : 2026.03.05 12:00
激戦区内でキラッと輝くゲームチェンジャー
BEV版のアベンジャーと比べると車重は90kgほど軽く、一方で重心は若干高いはずの4xe。それでもAWDの駆動や前後重量配分の恩恵は随所に感じられる。標準装着のオールシーズンタイヤも、しっとりとした理性的なドライブフィールに貢献しているはずだ。
ジープらしい設計要件の部分としては、アプローチやデパーチャーの角度を含む車体下のクリアランスはもちろんだが、エンジン直下やマフラー下に金属製のアンダーガードが備わっている点が『らしい』と思った。

また、マルチリンクのリアサスを構成する部品にアルミ鋳物やアルミ押し出し材が用いられている点にも驚かされた。出てしまった音や振動を防音材等で後処理するのではなく、そもそも軽くて強い振動が出にくいパーツを、あまり目立たない部分にまで惜しみなく投入しているのだ。
コンパクトSUVは言わずもがなの激戦区。それでもアベンジャー4xeハイブリッドの『入念なジープ化』がわかってくると、ライバル不在にも思えてくる。サイズや価格ではレクサスLBXやフォルクスワーゲンTクロスのAWDモデルになるのだろうが、それらにはあらゆる路面状況をカバーしようという作り込みは見られない。
クオリティは完全に小さな高級車。でもそこはジープなので、究極のマルチパーパスカーというべきだろうか。激戦区内でキラッと輝く、興味深いゲームチェンジャーが現れた。










































