『ジープ・アベンジャー4xeハイブリッド』は、コンパクトでも中身は血筋を受け継ぐ本格派! スノーボーダー平野歩夢氏はブランドアンバサダーに

公開 : 2026.03.06 07:05

ジープのコンパクト・レンジを受け持つ『アベンジャー』に、AWDの『4xeハイブリッド』が加わりました。スノーボーダーの平野歩夢氏がブランドアンバサダーに起用されたことも注目です。上野和秀がレポートします。

平野歩夢氏をブランドアンバサダーに起用

ジープのコンパクト・レンジを受け持つ『アベンジャー』に、48Vハイブリッド・システムを採用したAWDの『4xeハイブリッド』が加わった。

4xeは『フォー・バイ・イー』と称される。日常で扱いやすいサイズの都市型コンパクトSUVでありながら、BEVモデルに較べジープならではの走破性と機動性を備えたことが特徴だ。

スノーボーダーの平野歩夢氏(右)がジープのブランドアンバサダーに起用されたことを発表。
スノーボーダーの平野歩夢氏(右)がジープのブランドアンバサダーに起用されたことを発表。    上野和秀

2026年はジープ発売85周年を迎え、既存のオフロード、アウトドア・キャンプ愛好家に加え、都市生活者を新たなターゲットと定めた。そこで投入されたのが、本物を貫き、情熱を失わず、冒険心を忘れないジープの信条を受け継ぐコンパクトSUVのアベンジャー4xeハイブリッドだ。

3月5日に都内で行われたプレス発表会では、スノーボーダーの平野歩夢氏がジープのブランドアンバサダーに起用されたことが解禁された。会場には本人も姿を見せ、同モデルの日本デビューを祝った。

なお、平野氏の愛車はジープ・ラングラー。ジープのブランドアンバサダーになったことを喜び、プロモーション・ビデオ撮影時のエピソードを披露してくれた。

1.2L 3気筒ターボエンジンと2基の電動モーターによるAWD

アベンジャーはジープのコンパクト・バッテリーEV(BEV)モデルとして2022年のパリサロンでデビューし、2024年に日本導入。

このたび新たに1.2L3気筒ターボエンジンと2基の電動モーターを前後に配するジープ初となる48Vハイブリッド・システムを採用した『4xeハイブリッド』が日本市場のラインナップに加わった。

1199ccの直3ターボエンジンを最適化。統合最高出力は145ps、統合最大トルクは27.3kg-mに。
1199ccの直3ターボエンジンを最適化。統合最高出力は145ps、統合最大トルクは27.3kg-mに。    上野和秀

エンジンは最近のステランティスで標準ユニットとなった感のある1199ccの直列3気筒DOHCターボエンジンを最適化して採用。ここにフロントへ15.6kW/21ps、リアに21kW/29psを発揮する電動モーターを組み合わせ、統合最高出力は145ps、統合最大トルクは27.3kg-mを発揮。前後トルク配分は最大で50:50となる。

フロントの電動モーターは6速DCTギアボックスに組み込まれ、前輪をアシストする。後軸は電動モーターのみで駆動され、22.7:1のリデューサーを採用し、後輪側で193.7kg-m相当のトルクを発揮。

これにより砂利道で最大40%の登坂性能を実現し、前輪のグリップが完全に失われれた状態でも最大20%の勾配を走破できるという。

マイルド・ハイブリッドとして開発されたことから、約30km/hまで電動モーターで走行が可能。ブレーキング時はモーターで回生した電力を走行用バッテリーにチャージされる。高速道路での巡行時や下り坂でスロットルを離した状態では、エンジンが停止したコースティング走行が可能となっている。

セレクテレインと呼ばれる4つのドライブモード

オフロード性能を重視しているだけに、セレクテレインと呼ばれる4つのドライブモードが備わる。パワーとスロットル・レスポンスを重視したスポーツ、ノーマルは前輪駆動で30km/hまで電動モーターで走行可能。

30km/hまで常時AWDで、90km/hまではオンデマンドAWDとされ、それぞれの路面に最適化されたスノーとサンド/マッドの4つのモードをセレクトできる。また、滑りやすいオフロードの急坂を下るときに一定の低速走行を保つヒルディセントコントロールも標準で備わる。

リアサスペンションはAWD化に伴い一新。アームに軽量高剛性のアルミ押し出し材を用いたマルチリンク式を採用し、走行安定性を高めた。リアのロアーアームにはラバー塗装が施され、飛び石によるダメージをガード。このほかエンジン下にはスティール製の強固なアンダーカバーが取り付けられ、オフロード走行時に床下を守る。

タイヤはマッド&スノーに対応するオールシーズン・タイプが標準で組まれる。あわせて最低地上高はBEVモデルより10mm高めた210mmとし、ジープの名に恥じぬ高い走破性を確保している。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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