繊細バランスの『ディーノ246 GTS』、悪魔的魅力の『F355 GTS』 成功を導いたベビー・フェラーリたち(2)

公開 : 2026.03.28 17:50

悪魔的に魅力的 スピードは関係ない喜び

1気筒毎に、5枚のバルブが備わる。最高出力は380psで、レブリミットは8800rpm。長い進化を歴て、エンジンにV6ディーノ・ユニットの面影は殆どないようだ。

走り出せば、フラットプレーン・クランクらしい咆哮を響かせながら、7000rpmまで瞬で回る。その刺激は、悪魔的に魅力的。6速MTのシフトレバーは、軽快に振る舞うシャシーと調和するように、ストレスフリーで動く。喜びに、スピードは関係ない。

フェラーリF355 GTS(1994~1999年/英国仕様)
フェラーリF355 GTS(1994~1999年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

ステアリングのアシストは強すぎるかもしれないが、ノーズの反応は精彩。リアが、間髪入れず追従する。フルスロットルでも、構わず回頭していく。この土台となった、前身の348 tbは評価が振るわなかったが、それを想像させないほどF355は素晴らしい。

この続きは、成功を導いたベビー(3)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アーロン・マッケイ

    Aaron McKay

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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