フェラーリ296 GTBより257kg重いV8の「ジュニア」 ランボルギーニ・テメラリオ(1) レヴエルト譲りのPHEVスーパーカー
公開 : 2026.01.22 18:05
ウラカンの後継、テメラリオ 800psのV8にトリプルモーター 入念に検討された運転姿勢 ブガッティ・ヴェイロンへ並ぶ加速力 自然吸気へ近いサウンド 先代比じゃないレスポンス UK編集部が試乗
もくじ
ー成功を導いたガヤルドとウラカンの後継
ー計測車重は296 GTBより257kg重い1905kg
ー25kg軽量化できるアレッジェリータ・パック
ー入念に検討された運転姿勢 物理スイッチ沢山
ーシリアスな雰囲気のアルカンターラ内装
成功を導いたガヤルドとウラカンの後継
ランボルギーニと聞いて思い浮かべるのは、宇宙船のようなボディにV12エンジンを載せた、大きなスーパーカーかもしれない。しかし近年の屋台骨は、スーパーSUVのウルス。実に、生産数の半分を占めるとか。
そしてアウディが経営権を握って以来、安定して売れているのが、自然吸気V10エンジンで四輪駆動の、「ジュニア」ランボルギーニ。フェラーリやポルシェに迫る操縦性を叶えた、ガヤルドとウラカンがなければ、今のような成功はなかったといっていい。

厳しくなる騒音規制と排気ガス規制によって、V10エンジンは消されてしまった。だが、「L411型」V8ツインターボと3基の電気モーターを与え、その次世代が誕生した。
ランボルギーニ・レヴエルトの技術を譲り受けた、フェラーリ296 GTBやマクラーレン・アルトゥーラに並ぶ、プラグイン・ハイブリッド・スーパーカーだ。話題の中心は、1万rpmのレブリミットを得た4.0L V8エンジンだろう。
計測車重は296 GTBより257kg重い1905kg
遡ること2022年、スパイフォトを狙うカメラマンは、ランボルギーニ本社でアヴェンタドールの姿を目撃した。そこには、テメラリオのパワートレインが隠れていた。イタリア・サンタアガタで組み立てられるV8エンジンは、まったく新しい設計にあった。
2基のターボで過給され、単体で800psの最高出力と74.2kg-mの最大トルクを生成。8速デュアルクラッチATとの間に、150psの駆動用モーターを実装する。

フロントには、左右のタイヤへ1基づつモーターを搭載。そのアキシャルフラックス・ユニットは、1基15.5kgとのこと。加速だけでなく減速にも対応し、驚異的な敏捷性を叶えている。駆動用バッテリーは3.8kWhで、キャビン中央のトンネル部分に収容される。
車重は、AUTOCCARの計測では1905kgあり、296 GTBより257kg重い。ひと回り大きい、フェラーリSF90ですら207kg軽い。レヴエルトとの差は、55kgしかない。
25kg軽量化できるアレッジェリータ・パック
この重量は、ハイブリッドが原因だと断定していい。ウラカンより20%強固なシャシーはカーボンファイバー製のバスタブ構造で、ホワイトボディはアルミ製と軽い。
スタイリングへ、ウラカン以上の魅力を感じるかどうかは、意見が分かれるかも。フロントバンパーには、六角形のデイライト。その上にシャープなヘッドライトが切られている。ライトユニット直下にスリットがあり、フロントの気流が整えられる。

サイドには巨大なエアインテーク。カーボンセラミック・ブレーキも効果的に冷やされる。存在感は相当だが、より過激なSTOやペルフォマンテが登場するに違いない。
25kg軽量化できるアレッジェリータ・パッケージでは、カーボン製のスポイラー、エンジンカバー、リアフェンダー、ディフューザーなどを獲得。リアウインドウは、スマホにも用いられるゴリラガラスで、サイドはポリカーボネート製になる。





















































































































































