緻密なエンジニアリングで『ピュア』スーパースポーツ完成! マセラティGT2ストラダーレ&MCプーラ・チェロ(後編)

公開 : 2026.04.30 11:55

世界の第一線に位置する運動性能

サスペンションのしなやかな動きも、MCプーラ・チェロの大きな魅力だ。

コーナリング時にカーボンモノコックの持つ圧倒的な剛性感と、エンジンの搭載位置を最適化したことによるナチュラルなハンドリングを楽しむことができることも、GT2ストラダーレと共通する部分。

カーボンモノコックの持つ圧倒的な剛性感は、MC20から続く大きな魅力だ。
カーボンモノコックの持つ圧倒的な剛性感は、MC20から続く大きな魅力だ。    神村聖

ドライブモードは『ウエット』、『GT』、『スポーツ』、『コルサ』が用意され、さらにサーキットなどで走りを極めたいのならば『ESCオフ』も選択できるが、オンロードではスポーツ・モードでも十分に、スパルタンなテイストの走りを楽しむことができると感じた。

今回体感した2台のマセラティ最新ミドシップ・スーパースポーツたちは、間違いなく世界の第一線に位置する運動性能を実現したモデルだった。スーパースポーツの新たな選択肢として、マセラティというブランドの存在感は、これからますます強くなっていくだろう。

果たしてマセラティからは、これからどのようなモデルが誕生していくのだろうか。できるのならば、あのMC12の再来を期待したいとさえ思う。それが今回の試乗を終えた筆者の心へ新たに描かれた究極の夢であることを、最後に付け加えておく。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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