ヴァンキッシュへ通じる美麗ボディ アストン マーティンDB9(1) VH新世代が築いた高いハードル

公開 : 2026.05.23 17:45

エンジンは456psの5.9L V型12気筒

他のモデルにも利用可能なサブフレームへマウントされたサスペンションは、アルミ製アームを用いたダブルウィッシュボーン。可変式ではないダンパーとコイルスプリングが支え、太めのアンチロールバーが組まれている。

エンジンは、DB7の派生版となる、5.9L V型12気筒。カムシャフトとクランクシャフト、給排気系に改良を受け、11.8kgも軽く仕上げられていた。456psと57.9kg-mへ向上しつつ、1500rpmから最大トルクの8割を得られる粘り強さも叶えていた。

アストン マーティンDB9(2004~2012年/英国仕様)
アストン マーティンDB9(2004~2012年/英国仕様)    ジェイソン・フォン(Jayson Fong)

リアアクスル側にマウントされたトランスミッションは、6速マニュアルか6速オートマティックの2種類。軽いエンジンと相まって、前後で50:50の重量配分を得ていた。アルミホイールは19インチ。タイヤは、ブリヂストンRE050が標準だった。

抑揚豊かなフォルムを浮き彫りにする塗装

今回、筆者がDB9と対面したのは、グレートブリテン島中部の国立公園、ピーク・ディストリクト。少なくないドライバーやライダーが、豊かな大自然を分かち合っている。

20年以上が過ぎても、このアストン マーティンの注目度は明らかに高い。グレーへ近い塗装は写真映えしにくいが、カメラマンは満足げ。跳ね上げた汚れが目立ちにくく、タングステン・シルバーが、抑揚豊かなフォルムを浮き彫りにする。

アストン マーティンDB9(2004~2012年/英国仕様)
アストン マーティンDB9(2004~2012年/英国仕様)    ジェイソン・フォン(Jayson Fong)

執筆:アントニー・イングラム(Antony Ingram)

この続きは、アストン マーティンDB9(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 撮影

    ジェイソン・フォン

    Jayson Fong

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

アストン マーティンDB9の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事