ほぼ手持ちゼロで渡英 自転車生活から18年でアストン マーティン『ヴァンキッシュ』購入へ 自然吸気V12にほれぼれ
公開 : 2026.03.29 11:45
南アフリカから英国に渡った実業家マニ・アジジさんは、わずかな手持ち金から18年で2代目アストン マーティン・ヴァンキッシュを購入するに至りました。自然吸気V12、赤ボディ、クリーム色の内装にこだわったそうです。
2代目ヴァンキッシュにこだわった理由
「2007年に南アフリカから英国へ来た時、手持ちは312.98ポンドしかありませんでした。今でもよく覚えていますよ」と、引退した英国の実業家マニ・アジジさんは語る。「クルマを買う余裕はなかったので、自転車に乗っていました」
それから18年が経った現在、彼の資産は300ポンドから、少なくとも22万5000ポンド(約4800万円)もするこのアストン マーティン・ヴァンキッシュV12を購入できるほどになった。

「これがわたしにとって初めてのアストンです。以前、ベントレーを2台所有していました。GTとGTCです。でも、ずっとアストンが欲しかった。南アフリカにいた頃は、ヴァンキッシュに憧れていました」
「自分で買うと決めた時、絶対に2代目モデルに乗りたいと思っていました。自然吸気V12エンジンが欲しかったんです。それは1つの時代の終わりを告げるものでしたからね。赤のボディに淡い色のインテリアという組み合わせにこだわりました。この1台を見つけるのに数か月かかりましたよ」
マニさんがこのヴァンキッシュを所有して1年余りになる。初年度登録がいつだったかは覚えていない(25万ポンド近いクルマだから、些細なことは気にしていないのかもしれない)が、アストン マーティンのディーラーで購入した際、走行距離は約2万4000kmだったという。それ以来、1万km以上を走った。
「仕事を引退した今、これがわたしの日常の足です。ガレージに保管していますが、いつも使っているので走行距離はどんどん増えていきます。ヴァンキッシュに傷がついても、修理に出すだけです。愛車ではありますが、過度に神経質になったりはしません」
機体を裏切らない秀逸な走り
もちろん、ヴァンキッシュの所有には、購入費用だけでなく維持費もかかる。その点について言えば、マニさんは最近の整備で約1000ポンド(約22万円)、さらに新しいタイヤ一式に1300ポンド(約28万円)を支払ったばかりだ。
彼はそれらの請求を静かに受け入れているように見えたが、保険料の話をすると表情が明るくなった。「比較サイト経由で1500ポンド(約32万円)だったんです! 嬉しい誤算でした。年間走行距離は1万2000kmまでという制限がありますが、わたしの走行距離もそれくらいなので問題ありません」

そして実際に走らせると、ヴァンキッシュは決して期待を裏切らなかったという。
「とても素晴らしいクルマで、期待していた通りです。パワーはいつでも発揮され、ターボチャージャー付きのW12ベントレーとは違って、とてもリニアなんです」
「エンジンは想像以上に車体の中央寄りに配置されています。コーナリングはフラットで、乗り心地も抜群。後輪駆動なので、濡れた路面ではリアが少し滑りますが、危険なほどではありません」







































































