60周年を迎えたランボルギーニ・ミウラ『公式』ヒストリー(5) 3モデルの詳細、そしてイオタへの期待

公開 : 2026.03.27 17:25

3月12日、『アウトモビリ・ランボルギーニ、ランボルギーニ・ミウラ誕生60周年の記念すべき節目を祝う』と題したプレスリリースが発行されました。ここでは歴史的資料として、一部編集を加え全文掲載します。その5本中5本目です。

真の量産車メーカーへと進化させた

1966年から1973年にかけ、ランボルギーニ・ミウラによって、ランボルギーニが今日に至るまで追求し続けている明確なDNAが確立されました。

カウンタックディアブロムルシエラゴアヴェンタドールレヴエルトなどのモデルが今もその伝統を引き継いでいます。ミウラはランボルギーニを真の量産車メーカーへと進化させました。

ランボルギーニ・ミウラP400SV
ランボルギーニ・ミウラP400SV    アウトモビリ・ランボルギーニ

現在もなお、ランボルギーニ・ミウラは自動車デザインの基準であるとともに、文化的な関連性を示すモデルであり続けています。発売から60年経った今でも、その存在は色褪せるどころか、成熟し続けています。

長年にわたりミウラは、ヴィラ・デステ、ペブルビーチ・コンクールデレガンス、サロン・プリヴェ、ハンプトン・コート宮殿などで開催された主要なコンクールデレガンスで数々の栄誉ある賞を受け取ってきました。

そのデザインの卓越性、信頼感、歴史的意義が評価され、最優秀賞や審査員特別賞を受賞しています。受賞歴のあるクルマの多くは、ランボルギーニの公式部門であるポロストリコによって復元または認定されています。

同部門は、アーカイブ調査、認定、復元、主要な国際ヘリテージイベントへの参加などを通じて、ランボルギーニの歴史的伝統を保存する責務を担っています。

ランボルギーニ・ミウラP400のデータ

ランボルギーニ・ミウラP400(1966〜1969年)

初公開:ジュネーブ・モーターショー(1966年)
エンジン:V12 3.9L、350hp/7000rpm、355Nm/5000rpm
トランスミッション:5速マニュアル、横置きエンジン
最高速度:約280km/h
0→100km/h:約6.7秒
車両重量:985kg

特徴:ロードカー分野においてミドシップエンジンを採用した初の量産車です。スチール製スペースフレームシャシーを採用し、ベルトーネのマルチェロ・ガンディーニが手掛けたフラットでエレガントなボディ構造のほか、独特なフロントデザインを生むまつ毛形状のヘッドライトを特徴としています。

ランボルギーニ・ミウラP400(1966〜1969年)
ランボルギーニ・ミウラP400(1966〜1969年)    アウトモビリ・ランボルギーニ

妥協のない純粋なデザインが採用されたP400がオリジナルのミウラモデルであり、今日では非常に高い希少価値を誇っています。

価格:770万リラ

ランボルギーニ・ミウラP400Sのデータ

ランボルギーニ・ミウラP400S(1968〜1971年)

エンジン:V12 3.9L、370hp/7500rpm、390Nm/5500rpm
最高速度:約280km/h
0→100km/h:6.4秒
車両重量:1180kg

改良点:トラックの拡大、コニ製ショックアブソーバーによるシャシーチューニングの最新化、電動ウインドウを採用したほか、より高品質なインテリア(ラグジュアリーオプション)を導入し、P400比での快適性が向上しました。501台目以降は前後輪にベンチレーテッドディスクブレーキが採用されています。

ランボルギーニ・ミウラP400S(1968〜1971年)
ランボルギーニ・ミウラP400S(1968〜1971年)    アウトモビリ・ランボルギーニ

ボディ:エアインテーク、シート、ダッシュボードに軽微な変更が加えられ、黒色アルマイト加工の代わりにクロームのウインドウフレームが採用されたほか、オプションで空調システムが用意されました。

特徴:非常にスポーティでありながら、日常的なドライブに最適なモデルです。P400Sは、オリジナルのミウラモデル本来の荒々しいパワーにわずかな高級感が加わりました。

価格:785万リラ+35万リラ(空調システム費用)

記事に関わった人々

  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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