先行予約は7000台超え! 新小型EV『ホンダ・スーパーワン』はシティターボIIに憧れる50歳代が熱視線

公開 : 2026.05.23 07:45

メインターゲットは50歳代男性

続いて、開発責任者である四輪研究開発センターの堀田英智氏が、スーパーワンの特徴や開発背景を説明した。

まず、開発の方向性はN-ONE e:をベースに、自分たちが創りたかった「ファン(FUN)なAセグメントモデル」だったという。

『ブーストバイオレットパール』と呼ばれる新色を採用。
『ブーストバイオレットパール』と呼ばれる新色を採用。    篠原政明

メインターゲットのユーザーは50歳代男性。新しいモノ好きの先進層で、若い頃はホンダのスポーツハッチに乗っていたり、EVの性能に魅力を感じていて、EVに乗っていることを表現したい。つまり、スーパーワンを『新しいのに懐かしい』と思ってくれる層だ。

また、サブターゲットは20歳代前半の免許を取得したばかりの男性。クルマの知識は多くないけれど1980〜1990年代のモノに興味があり、『ガチより楽しい』ほうが好き。つまり、スーパーワンを『新しくエモい』と思ってくれる層となる。

親子コミュニケーションのキッカケに

スーパーワンはどちらにも響く存在であり、この両者が親子だとコミュニケーションのキッカケにもなるのでは、と堀田氏は考えている。

実際、現在予約している方の半数以上は50歳代男性で、20歳代男性は少ないものの1990年代が好きという層が多いという。

スーパーワンのメインターゲットは50歳代男性となる。
スーパーワンのメインターゲットは50歳代男性となる。    篠原政明

スーパーワンは、魅力的なスタイリングを乗車前に楽しみ、ブーストモードで出力を47kWから70kWにアップして加減速を楽しみ、拡幅シャシーやスポーツシートでコーナリングを楽しみ、そして魅力的なコクピットは降車時にまた乗りたくなる楽しみと、様々なシーンで気持ち昂ぶる愉しさの提供を目指している。

運転に没頭できるブーストモード

エクステリアではエッジを効かせたスクエアなブリスターフェンダーによるロー&ワイドなフォルムが目を引くが、ホイールなど随所にデジタル感のある幾何学的なモチーフを採用して、シャープで未来的な印象も与えている。

『ブーストバイオレットパール』と呼ばれる新色のボディカラーも特徴的だ。これは、上空に向かって高速で伸びる光の柱『ブルージェット』をモチーフにした色だという。これを含めた5色をラインナップし、ブラックルーフの2トーンも3色設定されている。

インテリアはデジタルトリプルメーターなど遊び心を随所に配した。
インテリアはデジタルトリプルメーターなど遊び心を随所に配した。    篠原政明

インテリアでは、高い旋回Gにも耐えられるホールド性の強いスポーツシートをはじめ、デジタルトリプルメーターなど遊び心を随所に配し、『乗るたびに心が弾むもの』を目指した。特にブルーを刺し色にアシンメトリーデザインとしたスポーツシートは、シティターボIIからインスパイアされている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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