【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #31】1978年ポルシェ911SC「モデル・コードナンバーが911ターボと同じ930に」

公開 : 2026.08.02 09:11

シャシーナンバーがVINナンバーに

1980年モデルより、インテリアでは小径ステアリングホイールの採用に加え、ターボ・モデルのセンターコンソールが全モデルに装着された。

このほか、この年からそれまで911で始まる10桁のシャシーナンバー体系が廃止され、新たに国際標準化機構(ISO)によって定められたWP0で始まる17桁の車両識別番号(Vehicle Identification Number)に変えられた。このVINナンバーは現在も使用されている。

写真は911SCタルガ。
写真は911SCタルガ。    ポルシェ

1981年モデルから、フロントフェンダー後方には長方形のサイドマーカーランプが新たに装備された。サスペンションでは、より太いアンチロールバーが備わる。また防錆対策がより徹底し、車体の腐食に対する長期保証を7年に延長している。

1982年モデルでの最も大きな変更点は、低回転域での暖房能力を向上させた新しいヒーターシステムの採用がある。また、ターボ仕様だったリアスポイラーは、よりスリムな形状のものに変更された。

1983年モデルは、3.2リッターの『カレラ3.2』が登場する前の最後となる911 SCで、1982年8月に生産が開始された。厳格化する騒音規制に対応したエグゾースト・サイレンサーが採用された。このほかリアシートには、オプションで3点式シートベルトが装着できるようになった。

●空冷水平対向6気筒 2993cc ●180-204hp ●225km/h

(当連載は今回より日曜日の午前9時11分公開となりました。次回は8月9日予定です)

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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