年に2回、公道が高速サーキットに ネバダ・オープンロード・チャレンジ(1) 愛車のフォルクスワーゲン・ゴルフで挑戦

公開 : 2026.08.19 18:05

4件の重大事故で5名が命を落した過去

ツーリング・クラスは市販車が対象で、軽度の改造が許されており、バッテリーEVの参加も認められている。超高速で走り続けると熱くなるため、タイヤのバルブキャップは金属製が指定されるなど、複数の規定も設けられている。

参加前には、ラスベガスのスピードベガス・サーキットで、初心者向けのレース講習会を受講する必要がある。座学では、タイム計測の手順や安全規定、緊急時の対応方法などを習得。コース上での実技指導も実施される。

ネバダ・オープンロード・チャレンジへ挑む筆者、グレッグ・ケーブル(右)
ネバダ・オープンロード・チャレンジへ挑む筆者、グレッグ・ケーブル(右)

ルート318へ移動し、コース上の基準点を確認するプログラムも含まれている。それでも、初心者はツーリング・クラスへ限定される。草レースのようと書いたが、主催者側は安全確保に抜かりない。過去に4件の重大事故が起き、5名が命を落としている。

30秒間隔で砂漠を貫く公道コースへ挑む

金曜日から土曜日のイーリーの町は、パレードやスピード・イベントなどが開かれ、お祭り騒ぎ。そして、決戦は日曜日。参加マシンは、隊列を組んでルート318を南下し、スタート地点の側にあるトラックステーションへ集合する。

ドライバーは、タイヤの空気圧を確認。コドライバーは、タイムシートに目を落とす。その様子を見守る地元の保安官も、真剣な眼差しだ。

ネバダ・オープンロード・チャレンジの様子
ネバダ・オープンロード・チャレンジの様子

レースの口火を切るのは、アンリミテッド・クラス。スタートラインへ次々に移動し、30秒間隔で砂漠を貫く公道コースへ飛び出していく。

この続きは、ネバダ・オープンロード・チャレンジ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ネバダ・オープンロード・チャレンジの前後関係

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