【新型登場で話題】三菱パジェロ・エボリューション(1) パリダカ・ラリー連覇の偉業 新開発MIVEC V6で280ps 隠しきれない覇気溢れる気性

公開 : 2026.09.02 18:05

攻撃的な走りを引き立てる高域の頼もしい「伸び」

これまで僅かな数が英国へ上陸しているが、正確な台数は不明。パジェロ・オーナーズクラブUKの調べによると、数10台程度のようだ。

そんなレジェンドに対する気遣いは、3速から2速へシフトダウンし、V6エンジンを6000rpmへ迫らせた頃には吹き飛んでいる。怒り狂ったような図太い唸りへ包まれ、砂利道の疾走が始まる。高域での頼もしい「伸び」が、攻撃的な走りを引き立てる。

三菱パジェロ・エボリューション(1997~1999年)
三菱パジェロ・エボリューション(1997~1999年)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

目線の高いSUVで飛ばすと、何者にも打ち勝てそうな自信を抱く場合が多いが、パジェロ・エボなら格別。障害物など、構わずなぎ倒せる勢い。ランドローバーディフェンダーも、相手にはならなそう。見た目そのまま、男臭い。

パリダカ仕様のサスペンションでも、ボディの上下動は揺さぶられるほど大きいが、制御には締まりがある。コーナーをえぐるように旋回するタイプではないものの、体育会系な性格が夢中にさせる。地平線の彼方へ突き進むような場面で、真価は発揮される。

この続きは、三菱パジェロ・エボリューション(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ヴィッキー・パロット

    Vicky Parrott

    2006年より自動車ジャーナリストとして活躍している。AUTOCARを含む複数の自動車専門誌で編集者を歴任した後、フリーランスとして活動を開始し、多くの媒体で執筆を続けている。得意分野はEV、ハイブリッド、お菓子。2020年からは欧州カー・オブ・ザ・イヤーの審査員も務める。1992年式のメルセデス・ベンツ300SL 24Vの誇り高きオーナーでもある。これまで運転した中で最高のクルマは、2008年のフォード・フィエスタSTとアルピーヌA110。どちらも別格だ。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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