ACカーズの経営者で復活 ゼノス E10 R2(1) 創業はロータス/ケーターハム出身の技術者も経営破綻 年間受注枠は100台程度

公開 : 2026.10.27 18:05

潔く極めてスパルタンなキャビン

ドライバーを包む空間は、ケータハム・セブンより若干余裕がある。全体的なレイアウトは、人間工学へ配慮しアップデートされつつ、非常にシリアスなキャビンといえる。

軽いバケットシートは前後に大きくスライドし、工具は必要ながら、ペダルボックス自体の位置も調整できる。ステアリングコラムは固定され、体格次第ではメーターがリムで隠れてしまうが、望ましい運転姿勢へ落ち着ける。丸いシフトノブは握りやすい。

ゼノス E10 R2(英国仕様)
ゼノス E10 R2(英国仕様)

実は、初代ゼノスにはフロントガラスと簡便なカンバストップが備わっていた。しかし再起に当たり、技術者は晴れた休日に運転を楽しむという、開発目的へ特化させることを決めた。中途半端な荷室もない。好感が持てる、潔さといえるだろう。

走りの印象とスペックは、ゼノス E10 R2(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ゼノス E10 R2の前後関係

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