同じエンジンで同じ価格!マツダCX-30とCX-5、買うならどちらか?(前編)【日本版編集長コラム#106】

公開 : 2026.11.01 12:05

マイルドハイブリッド感がなく、フィーリングは自然

という説明を受けた上で、ディーゼルから乗り換えた2.5LマイルドハイブリッドのCX-30 25L。ボディカラーが久しぶりに乗るソウルレッドクリスタルメタリックで、素直に「いい色だなぁ」と思い、正直に書けば、最初はエンジンのことに興味が向かなかった。

映り込みがS字を描くボディサイドのは相変わらず美しく、撮影時に柔らかい朝陽を浴びている輝かしい姿を見て、「おお……」としばし見とれてしまったほど。

ボディカラーのソウルレッドクリスタルメタリックで、素直に「いい色だなぁ」と感心。
ボディカラーのソウルレッドクリスタルメタリックで、素直に「いい色だなぁ」と感心。    平井大介

さて本題に戻ると、乗り換え前のディーゼルと今回の2.5Lをスペックで比較するとこうなる。

スカイアクティブD 1.8:最高出力130ps/4000rpm、最大トルク27.5kg-m/1600-2600rpm
eスカイアクティブG 2.5:最高出力179ps/6000rpm、最大トルク24.3kg-m/3750-4000rpm

取材車は前者が4WDで車両重量1540kg、後者が2WDで1470kgとなり、直接比較するのは難しい状況だが、やはり25Lに乗り換えると大排気量ならでは余裕があった。もちろんスポーツカーのようなヒュンヒュンと回転する感覚や、ディーゼルほどの力強さはないが、その一方でマイルドハイブリッドのモーター感もなく、そのフィーリングは実に自然だ。

燃費は高速道路でも15km/Lくらいで今どきとしてはもう少し欲しいところだが、クルマ全体の仕上がりという意味で平均値は高く、乗っていてストレスが少ない。気になったのは前回も記した足まわりのバタつき感くらいで、2WDよりは4WDのほうが安定感があり、CXを名乗るSUV系のキャラにあっている感じがした。

他の美点は前回ディーゼルモデルで書いた話と重複するので割愛するが、結論として、インターフェイスの古ささえ気にならなければ、デザインで選んでも後悔しない1台だと感じたのである。

……というわけで今回も長くなってきたので、同じエンジンを搭載するCX-5も含めて、この話は次回に続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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