テスト車両は可変ダンパー付きであるが(ラウリン・アンド・クレメント・グレード以外はオプション)、スポーツ・モード時でさえボディはロールしやすい。

したがって、より柔らかいセッティングにすると、アンジュレーションの上でのボディは、こちらが困惑するくらい上下しやすい。

これについてはスコダも十分に理解しており、今夏後半以降のモデルには、コンフォート・モード時の不安定要素に対策を施す予定なのだそうだ。

ただしデフォルトの設定にあたるノーマル・モード時はしっかりと落ち着いているためご心配なく。おかげでリラックスして運転できるうえ、嫌な突き上げや横方向の揺れも最小限だ。

インテリアからは、あからさまなコスト・ダウンは見て取れず、同時にスコダの切り札でもある。SE Lトリムを選べば、8.0インチのタッチスクリーンや電動テールゲート、リア・パーキング・センサー、レザー内装、電動シートなどがついてくる。

さらに上のラウリン・アンド・クレメント・グレードのために£3,620(69万円)の追加費用を払わずとも、まるでビジネス・クラスのような雰囲気が味わえるのは大したものだ。180cmを優に超える大人が乗り込んだとしても、前後のシートにはたっぷりとした余裕がある。リムジンさながらのスペースといっても、決していい過ぎではない。