アウディR8 V10

公開 : 2016.05.09 23:55  更新 : 2017.05.29 18:14

基本構造体となるASF=アウディ・スペース・フレームも、最新世代のものへと刷新されている。最大のトピックスは、アルミニウムとCFRPによるハイブリッド構造が採用されたことで、CFRPの使用率はASF全体の13%を占める。アウディによれば、この新しいASFの重量はわずかに200kgで、これは先代比では10kgの軽量化に相当するもの。また捻じり剛性は40%増を実現しているという。前後のサスペンションはダブル・ウイッシュボーン形式で、各輪の減衰力をより細やかに、そして瞬間的に制御できる、アウディ・マグネティックライドをV10、V10 plusともに採用する。

このアウディ・マグネティックライドは、アウディ・ドライブセレクト・ダイナミック・ドライビング・システムによって、ギアボックスやクワトロ・ドライブ、そして主要な電子制御デバイスと統合制御される。ドライバーはステアリング・ホイール上のスイッチで、「コンフォート」、「オート」、「ダイナミック」、「カスタム」の各モードを選択でき、さらにV10 plusでは標準で(V10ではオプション)、「ドライ」、「ウエット」、「スノー」のモード選択ができるパフォーマンスモードも備えられる。タイヤはV10ではフロントに245/35ZR19、リアには295/35ZR19が標準。V10 plusではこれがそれぞれ245/30ZR20、305/30ZR20というサイズになる。ブレーキに軽量で長寿命なカーボンファイバー強化型セラミック・ブレーキを標準装備しているのも、V10 plusの特徴だ。

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