スズキ・ソリオ・バンディット・ハイブリッドSV

公開 : 2016.12.06 05:55  更新 : 2017.05.29 18:41

  • フルHV車はFグリルにブルーメッキが入る。

  • 車重はフルHVながら1tを切る。最大の持ち味であるサイズは、マイルドHV、ガソリン仕様と同値。

  • マイルドHVではサブトランクだったスペースが、高電圧バッテリーとインバーターで埋まる。

EV走行も可能になったソリオのフルハイブリッド仕様。オートギアシフトでハイブリッドをつくると、こうなりました。

■どんなクルマ?

今年は燃費不正問題で大揺れだったスズキ。今年後半以降の新型車プログラムの修正を強いられたが、ソリオのフルハイブリッドだけは、ダイハツトヨタスバルのアレをギリギリで迎撃可能なタイミングでの市場投入だ。

スズキ初のフルハイブリッドの車名 “ソリオ・ハイブリッド” は従来型のパラレル式ハイブリッドと同じ。パラレル式も継続販売となり、これを機に従来型を新たに “マイルドハイブリッド” と改名した。

スズキ初のフルハイブリッドは、見事なまでに従来型の発展&追加タイプである。

マイルドハイブリッドで駆動アシストと回生充電をしていたベルト駆動モーター(ISG)、助手席下の12Vリチウムイオン、そして補機用の12V鉛バッテリーといった主要機器は、フルハイブリッドでもそのまま残る。そのうえで、新駆動モーター(MGU)が変速機のファイナルに、そしてMGU用の高電圧リチウムイオンがトランク下に追加されている。

既存メカをここまで流用してのフルハイブリッド化はある意味で見事なもので、コスト面での利点も想像できる。しかし、いっぽうで昔ながらのセルモーターも加えた3つのモーターにバッテリーも3つ……と、透視図的には煩雑感もぬぐえない。

ただ、それぞれの役割は微妙に変わっている。ISGはマイルドハイブリッドのようにアシストや回生充電はおこなわず、補機用の既存12V系への普通充電とエンジン再始動に専念。駆動や回生充電は新追加のMGUと高電圧リチウムインだけがおこなう。

変速機だけはCVTからロボタイズド5MTのAGSに換装されている。表向きは「より高効率だから」と説明するが、実際はスペースが最大の理由。現行ソリオのエンジンルームにはCVTとMGUは同時におさまらない。

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