インタビュー 「のるか、そるか」 80歳、ダラーラ創設者の「決意」

公開 : 2017.12.09 11:40  更新 : 2018.03.23 21:15

ダラーラから「ストラダーレ」がデビューしたのは記憶に新しいですね。その背景に、80歳の創設者、ジャン・パオロ・ダラーラの「決心」があったことは、あまり知られていないでしょう。彼の生い立ちから、最近「ミウラ」を買った話まで。すべての働く皆様へ。

text:Mike Duff(マイク・ダフ)

もくじ

フェラーリ/ランボルギーニを渡り歩く
「大企業と競争しようとは思いません」
ダラーラ・ストラダーレ、誕生
ダラーラを語るうえで欠かせない3台

フェラーリ/ランボルギーニを渡り歩く

最近行われたダラーラ・ストラダーレの除幕式は、81歳になるジャン・パオロ・ダラーラにとって誇り高き瞬間だった。

彼の名を冠するモータースポーツのエンジニアリング会社は、世界で600人の社員を抱える最大のレーシング・シャシー・メーカーだ。

この会社の最初の公道モデルであるストラダーレは待望のクルマであり、1時間に及ぶインタビューの中で彼は、その着想は若いころの経験から得たものだと語ってくれた。

ダラーラの経歴を見てみよう。

彼は大学で航空工学を修めた後、エンツォ・フェラーリに採用され、マラネロの最初の風洞を完成させた。しかし彼はレースをやりたかったので、モータースポーツ部門で働ける約束でマセラティに移ったのだが、その後会社が予算を大きく削減したため彼の計画はとん挫しそうになった。

そこで今度はランボルギーニの技術部長になり、こんにちのスーパーカーの原型になった最初のミドエンジン・スーパーカー、ミウラの主要な開発メンバーのひとりになった。

そしてミウラの仕事をやり終えると、彼は40歳を前にして自分の会社を立ち上げた。

彼が個人的に崇拝するエンジニアはエンツォ・フェラーリでもフェルッチオ・ランボルギーニでも、彼らのもとで働くイタリア人スターでもなく、コリン・チャップマンだという。

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